2 私の 川評価 基準
 

・ 私の川評価 (平水時)

 ダウンリバーした河川の私の独断による評価を参考のために掲載します。
 平水時の状況での評価値または回数の少ない河川はその時の水位に平水時を想定しての評価値です。
 水位によっては大きく変動する可能性があります。

  特に難易度は水量により大きく変動します。1〜2段、場合によっては1級以上変化することもあります。

  ダッキーである程度のホワイトウォーターまでを下る範囲でのクラス分けでの評価値です。
  クリークや滝落ち、ビッグウオーターに関する技術レベルは最上級より上としてのレベル分けです。

 1) 難易度

   * 該当級は下級全ての川の状況と必要な技術レベルを含んでいるものとしています。
 
 難易度  川の状況  必要な技術レベル  例
 評価値無し   靜水または簡単に遡れる程度の流れの瀞場の範囲内 初めてでも安心して周辺だけを漕ぐレベル  
 1   緩やかな流れで多少の瀬がありるが大きな危険個所は無いか、注意して進行すれば回避できる状況。  初級1〜3 釧路川:塘路〜細岡
 2   やや速い流れや瀬があり岩や障害物もコースに存在し回避しなければならない  初級3以上 釧路川:摩周〜塘路
 3   速い流れの途中でコースを変更したり障害物を回避する必要がある状況  中級以上 荒川・長瀞:親鼻〜樋口
 4   速く激しい大きな瀬が連続し落ち込みや障害物があり、その中で艇をコントロールする必要がある状況  中級2以上 多摩川:御岳〜沢井
 5   コースの先の見通しが利かず、小さなエディに入りながらスカウティングをしながら進行する必要がある。または、
 大きく速い激しい瀬で障害物があったり、適切な通過コースが限定されるピンポイントの視認とコントロールができる必要がある。
または同等以上の危険性または困難さがある地点を通過する。
 上級以上 吉野川:大歩危・小歩危
利根川:水上

 2) 要漕艇技術
 
 クラス  必要技術
 1〜3   初中上級のクラス分けの中を3段階に区分し、1:低、2:中、3高
 初級   初めてでパドリングの練習をした段階、または数回の経験があり、直進・緩やかなカーブやコーナーを適切に進行でき、点在する岩を回避できるレベルから、複数回の経験があり、岩や障害物の認識が容易に出来回避できるレベル 
 中級   複数のやや速く大きい瀬のある川を経験し、流れの特性と危険性を認識でき、パドリング技術の学習をし、速い方向変更、ターンができ、瀬の中でセルフレスキューできるレベル。
 上級   多くの激しい瀬のある川を経験し、流れの特性と危険性、パドリング技術を習熟し、激しい瀬の中でセルフレスキューできるレベル。速い流れの中でのエディイン、ピールイン、フェリーグライドが出来る。

 3) 清水度
 
 レベル  状況
 5  沢の清水レベルで澄んで感動する状態
 4   清水に近いレベルで澄んでいるが、意識して見るとやや濁りがある状態
 3   やや濁りは感じるが水中に入るには抵抗のない綺麗な状態
 2  濁りがあり、水中には出来れば沈したくない状態
 1  強い濁りがあり絶対に沈したくない状態

 4) 臭い
 
 レベル  状況
 5  全く無臭
 4  ほとんど臭わないが、意識すれば感ずる状態
 3   ほんの一時臭うか、または意識しなければ気にならない状態
 2  時々臭うが我慢できる状態
 1   早くにゴールしたいと思う位の強い悪臭が頻繁に漂う状態

 5) 自然度
 
 レベル  状況
 5  大半が自然の中で不自然な人工物がほとんど無い ( 護岸構造物は対象外 )
 4  自然を楽しめる区間が多い ( 民家や小さな道路など以外見当たらない程度 )
 3   自然の雰囲気があり、騒音や人工物が気にならない
 2   やや人工物の中を下る感じが強くなる
 1   自然の雰囲気が極めて少ない

 6) 交通の利便性
 
利用できる条件とし、駅・停留場が比較的近接していること ( 徒歩20分程度圏内 )
 レベル  状況
 5   公共交通機関(鉄道・バス等)を利用でき、頻繁に運行されている
 4   公共交通機関を利用でき、1時間に1本以上の運行本数
 3   公共交通機関を利用でき、日中でも時間帯によっては2時間程度以上の時間間隔の運行
 2   公共交通機関を利用できるが一日に1〜3本程度の運行、またはタクシーが利用可能
 1   公共交通機関やタクシーなど全く利用できず、自己やグループでの何らかの回送手段が必要