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No.6

 車進入路 拡幅工事 2008.4

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 概要
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 2008.4 車進入路が狭く、最峡部 2100mm であり、出入りごとに神経を使っていたため、容易に通行できるよう
 通路拡幅工事を実施した。
  狭くなった理由として、
 1) 隣家の擁壁が、当初300mm後退していたが、増築に伴い境界部まで壁となったこと、
 2) 車の幅が増大した(約100mm) ため。
 過去2回のコンクリート造作工事の経験から、素人ながら可能であると判断し実行した。

 実施方法( 下図参照 )

 1 従来立ち上がり部の下の平面図(A)−(B)間立ち上がり壁 長さ2m (幅200mm、高さ200mm)を撤去
 2 拡幅部の重量を受けるために従来の擁壁を 幅200mm、高さ200mm削除 : 従来部ハツリ部: 正面図(F)
 3 拡張脚部 @−Dに重量を受けるためのコンクリート支柱を造る型枠作成と配筋
 4 支柱型枠の上に拡幅部型枠 および 拡幅部立ち上がり(F) 型枠作成と配筋
 5 コンクリート打設

 * 以上を2回の工程 第1/2期工事部に分割して工事する ( 第1期は @−B )
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  元の状態
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 車進入路全景  最狭部が 2100mm この改善のために拡幅工事を実施
 

 最狭部通過状態。

 立ち上がり開始部で折れ曲がっており、このコーナーで角度変化をするため、運転に慎重さを要す
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 南方向外観 最狭小部の感じがよくわかる
 

 南から見た方向外観
 最狭小部を法面下部まで水平に張り出せば余裕ができる
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 材料購入
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 2008.3.24−25

 木材 : コンパネ 10枚 、70mm角赤松材 4m 、
 2x4材 3.6m 6本 、 補助角材 30x40 赤松4m 7本
 ビーバートザンで購入し、レンタルのトラックで運搬した 
 
 
 鉄筋 D16 5.5m 15本 ( 内9本を1/2長に切断依頼 )
 D10 5.5m 5本
 配達依頼
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 コンクリート結合部削除
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 2008.3.2

 旧擁壁を幅200mm、深さ200mm削り、新たなコンクリート
 の加重を受けるため切り込みを入れる
 中央は水平保持力のための切り込み (ダブテイル式)


 2008.3.2

 
型枠作成 : 木工 切り出し および サン取付

 水平方向から見た深さ200mmの切り込み線
 ピッチ1950mmで支柱を立てる
 コンパネ長さ1800 + 支柱幅 150 = 1950mm
 車が乗るのでピッチを狭めにした
 狭小部立ち上がり削除
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 2008.3.2

 立ち上がり部 200mm幅を 2m削除する           削除後 鉄筋が現れている


 事前                                 事後
                          鉄筋の周辺を砕くのは大変労力が要る 、 鉄筋の強度の重要性を認識
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 コンクリート結合部削除
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 2008.3.29、30、4/1、4/2に手仕上げ

 利建鰍ゥらコンクリートピッカーを借りて砕く
 

 幅200mm、深さ200mmを削り、コンクリートの加重を受ける
 間知(けんち)ブロックが意外と硬く、砕くのに苦心
 1日で完了するかと予想したが、3日間でやっと完了
 支柱部基礎 割栗石敷設
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 2008.3.31

 基礎部の穴を掘り、割栗石を入れ圧搾
 ランマー代わりに手製ツール : 効果大
 : 重量のある廃材に取っ手を付け、自重落下させる
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 型枠柱設置・配筋
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 2008.4.3−5

 下げ振りを境界標柱に合わせ 型枠組立開始
 コンクリ面は境界よりコンパネ板厚分(12mm)後退させた

 水路U字溝の蓋(90mm)の下の線が境界
 垂直加重を間知(けんち)ブロックに一部持たせるため、150x200 の角穴を空けた
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 型枠用基準柱が建ったところ
 

 この柱に側板を貼り付け支柱の枠とする
 手前 三角の板が側板 ( 上下逆に置いてある )
 

 側板2枚を貼ったところ、 支柱部に鉄筋を配置 支柱間スパン 1950mm 中間に加重受け支柱で補強
 

 支柱部の配筋が完了したら、側面板取付
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 水平部板取付 4/5

 支柱 左側 B      中央 A     右側 @
 

 拡幅部車止めの型枠      2570mm幅部から拡幅
 支柱部基礎 型枠
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 2008.4.5

 右側支柱の配筋状態
 

 支柱下部は末広がりにして単位面積加重を分散
 水平部枠板敷設
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 手前は工事2分割のため結合用支柱
 水平部250mmを張り出し、2期工事のコンクリ加重受け
 

 2期工事結合支柱 南側(下側には1期のコンクリ打ち)

 2期工事結合支柱 北側 鉄筋で結合強度確保
 ( この後水平鉄筋と合わせる )
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 立ち上がり部木工・配筋
. 2008.4.7

 立ち上がり部 脚@の上部
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 立ち上がり部 脚Aの上部

 立ち上がり部 脚Bの上部
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  立ち上がり部枠完成 脚Bの北側から

 北側方向 生コン打ち準備完了
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 南側方向 生コン打ち準備完了

 生コン打ち準備完了 全景180度パノラマ [ ソフト結合により実際の道は直線だが曲線に表示されている ]
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 生コン打ち準備完了
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 生コン打設 
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 2008.4.9

 3トン ミキサー車に来てもらい生コン打設 1.5m3
 直打ちできるかと考えていたが、支柱@型枠がはじけて
 しまい、安全のため一輪車でそっと注入
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 生コン打設完了後の全景
 支柱@型枠の構造設計失敗ではじけてしまった

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 生コン打ち完了 支柱B部 第2期工事の重量受けと
 結合のための構造 通しの鉄筋と支柱からの鉄筋
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 生コン打ち完了 

 生コン打ち完了 南側(支柱@側)から
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 生コン打ち完了 北側(支柱B側)から

 仕上げにほうき目をつける
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 第2期工事との結合部分
 型枠取り外し
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 2008.4.13

 型枠取り外し
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 南側から 手前@支柱型枠設計の失敗で生コン打ち時、
 振動を与えられず一部表面に気泡が残り見栄え悪いが
 完了

 北側から B支柱の型枠は第二期工事の支持のため
 残してある
 第二期工事 型枠作成
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 2008.4.

 第二期工事の型枠作成開始
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 型枠完成
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 鉄筋配置完成

 第二期工事型枠全景
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 最北端部
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 最北端部 車止めの型枠
 コンクリート打設
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 2008.4.16

 ミキサー車でコンクリート打ち  1m3
 前回と同じ運転手さんで、すごく親切

 

 コンクリートをならし、コテで表面仕上げ
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 表面仕上げ

 コンクリート仕上げ完了 南側、第一期と接続
 横方向への力は、旧部分を欠いてダブテイル形にした。
 勿論鉄筋入り。
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 北側

 最北端部。 拡幅はここで終わるので、落輪しないよう高さを設け、万一のストッパーとした。
 完成後、一度 端に寄りすぎこれに乗り上げ脱輪を免れたことがあり、この構造に感謝!
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 コンクリート打設後全体外観

 材料もほとんど使用した
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 型枠外し 完成
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 2008.4.21

 型枠の取り外し コンクリートの重量で木材がきっちり
 押され、意外に外すのも重労働
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 コンクリート打設後5日で初走行

 南側から工事部分全景

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 北側から工事部分全景

 北西方向から
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 南西方向から
 工事前後比較
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 工事前  工事後

 以前は立ち上げ部が角度が変わる位置で無くなっていたので目印にできなかった。

 左のコンクリがむき出しになっている部分が拡張した幅
 この立ち上げ部分が後退の時のバックミラーでの目印に効果的でより運転が楽になった。
 

 今思えば左端ももう少し左に延ばしておけばよかった
 
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