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 No.9 浴室 タイル貼替工事記
 
2012.10.6〜12

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 建築後25年を経過し、ハウスメーカーから検査の度に 浴室ユニットバスに交換を推奨されている。

 浴室の気になる点として
 ・ 目地が消耗したのか 隙間が見え水漏れが起きていないか心配 → 周囲をコーキングしガードしてきた
 ・ 冬は床のタイルの冷たさが凍みる → 湯を流し、溜まりを作って暖めるがすぐ冷える

 ユニットバスへの交換には200万円前後の費用が掛かり、上記を除いては交換する必然性が無い

 これらの状況から、床の断熱と水漏れ対策として、断熱シートを重ね張り、断熱タイルを重ね張りか貼り替えを
 検討してきた。

 この冬を迎えるに当たり、改善を計画した。
 方法は断熱タイルへの貼り替え。
 インターネットでINAX製のサーモタイルという素材があるのを知った。
 他社の類似製品は見つからなかったが、知られたメーカー品でもあるので購入を決定。

 ネット注文し3日後に到着。
 ・ サーモタイル ミルキーDXII50角紙張り(バラ) MLKT-50P1/15N(グリーン)
    価格  560(円) x 15(シート) = 8,400円
 ・ 内装用防汚目地材スーパークリーン バス・トイレ MJS-1KG/SS-11K(MJS-1KG/SS-11K)
    価格 800円
 ・ 消費税 460円
 ・ 送料 1,370円
  −−−−−−−−−
   合計 11,030円


 作業計画と結果
 
日程 計画 施工結果 作業時間 [H]
1日目 タイル剥がし、
( できればタイル貼り付け )
タイル カット
タイル剥がし
2日目 前日貼れなければ貼り付け、 養生 下地剥がし・下地モルタル塗り
3日目 目地 養生、午後タイル貼り付け
4日目 養生・完成  養生、目地 1/4まで
5日目   目地 2/4まで
6日目   目地 3/4まで
7日目   目地 完了
8日目   養生、清掃、完成
      合計 45

作業時間は実質時間。清掃・道具洗浄は除く

 

 工事前の浴室床タイル全景
 

 工事前 排水目皿の左端に隙間があり、
 排水が速い速度で染み込んでいくのが気になっていた
 左端の隙間は長い目皿が温水で膨張する逃げか?
 目地からの漏水防止にシールでカバー
.

 排水目皿内部
 左端からの水は目皿の下を通り排水口に流出していたようだ。マアこれは問題ないか。
 

 入口付近、角の目地にひび割れが気になっていた
 

 2012.10.6 タイルを購入、到着
 INAX製サーモタイル ミルキーDXII50 15シート
 
 購入したタイルは磁器に小さな気泡が含まれ断熱するもの
 サイズは今までが50角なので同じサイズとした。

 この他に100,150,200角の商品があり、
 カラーも数種類ある。

 メーカーサイトは こちらから

 購入先は楽天経由 e-tile
 

 タイルのシート 裏面 接着し易いよう溝が切られている
 

 シート 表面 50角サイズは縦横各6枚、300角のシートとなっており 紙で貼り付けられている。
 1枚は約37mm弱、3mmほどの目地幅
 
 
 1日目
 

  タイルを貼る寸法を測り、幅の端数寸法に合わせタイルを切断。 カットするツールも販売されているが、手持ちのダイヤモンドカッターを使用。
 タイルを固定するのと定規とするために角材を尺万で挟んで固定してカット。
 

 切断完了した端部用タイルシート

 タイル剥がし開始。剥がし易い部分から始め、作業しやすい方向に進めていく
 

 浴槽側の2列を剥がし終える
 平タガネを使用するとの記事もあるがマイナスドライバーを使用。
 
 タイル剥がし作業 動画

 
 

 排水目皿周辺を剥がし終える

 

 破片を時々片付けながら進める。
 慣れない中腰での作業、腰が痛くなるので休憩をとりながら
 

 タイル剥がし完了
 しかし、接着が強固の部分はタイルの破片が薄く残っている部分がある。

 剥がし終えたときには 頑丈なドライバーだったが 柄が曲がり、持ち手の木が砕けてしまった
 
 

 水漏れが気になっていた排水口周辺
 パサモルにしては、ほとんど固まっていない砂状態
 ドライバーで突くとザクッと深くに入る状態。
 目皿の周辺も固まっていない砂状態の部分が散見された
 配管と目皿の調整などはやりやすいからだろうが、これって少し手抜きではないか?
 左上部分が黒っぽいのは、前夜の入浴で流した湯が染み込んだ水分による。
 折角発見したのだから出来る限りキチント補修しよう
 
 2日目
 
 

  当初、タイルが綺麗に剥がれれば、その上に貼るつもりでいたが、所々砂状態の部分があり、全面を10〜15mm剥がし、モルタル下地を打つことにした。
 予定外の作業だが折角なのでキチント施工することにした
 

 全体を剥がし終えた状態

 剥がす前のタイル表面高さにマスキングテープを貼っておき高さの基準とした。
 排水溝周辺が砂状態なのを取り去り目皿が一部浮き上がった状態
 

 下地用モルタルを練る
 一般的なモルタルより防水性が増すことを狙ってセメント量を増し1:2としたが効果があるだろうか?
 

 

 2時間前に水を流し水分調整し 下地用モルタル塗り
 

 目皿の周辺はモルタルが流れ込まないようベニヤ板で仕切り。もう少しでモルタル下地塗り完了
 

 モルタル下地塗り完了。
 素人なのでこのくらいの平坦度で我慢しよう
 3日目

 

 貼り付け前にタイルを仮置きし確認
 

 念のために水平・傾斜の測定
 下地モルタル打ちの時にやっておけば良かったのだが。
 昨晩夕方遅くなったので切り上げたが 最後の入口付近がモルタル不足で傾斜不足のため、増し打ち。
 

 接着用の、セメントを水で溶いたノロを作る
 接着剤使用が一般的のようだが...
 

 できあがったノロ
 少しずつ水を足し、混ぜながらドロドロ状態に。
 

 ノロを貼り付け部に撒き、コテで薄く延ばす
 多いと目地に盛り上がり、少ないと接着不良を起こすので難しい
 

 ノロの上にタイルを置き圧着。
 ゴムハンマーで叩くのが良いらしいが、手持ちがないので木片で。叩き過ぎタイルが割れたので注意しながら

 排水目皿の奥を貼り付け終え、手前の1列分にノロを敷く
 ノロは短時間で貼れる範囲ずつ
 

 全面に貼り付け完了
 シート間の目地幅が揃うように注意しながら
 紙が黒く浸みているのは目地にモルタルが上がり水分で
 

 シートの紙を剥がす

 

 シートの紙は 翌日剥がすつもりだったが、目地が盛り上がった部分がありモルタルを除去するのと
叩いたり、歩いたりで一部タイルが割れた部分があり、交換のため。

 剥がすには紙に水を浸し3分置くとスルット剥がれる。
 4日目


 目地用白セメントを練り、黒い目地とするため着色剤を混合。
 以前やったことがあったが要領を忘れ、とんでもなく濃くなってしまった。
 

 壁面にマスキングテープを貼り目地詰め
 一般的には一面にゴムコテで塗り混み、表面の不要なセメントはスポンジ等で拭う。 が、綺麗に拭き取れるか心配なので角の一部で試したが...
 案の定、タイル表面がざらついているので綺麗に拭いきれない
 

 拭き取りが極めて大変で、表面にセメント色が残るので
マスキングテープを貼り、縦横の目地を別に2回の工程で詰めることにした。

 ところが、マスキングテープは水分で接着力が無くなり、
 詰めた目地の圧力で盛り上がる。
 が、ベタに塗るよりは良いのでこの方法で続けることに
 
 当初半日で目地詰め完成の予定だったが1/4でクタクタで1日目終了。
 この先の大変さが気懸かり
 5・6日目


 目地2日目も地道に詰め、ひたすらスポンジで拭う
 1日でシート2列、8枚分
 

 横の目地を詰め終えたら、縦にマスキングし詰める
 

 スポンジも沢山用意し、一度に洗い効率アップ
 
 7日目


 目地4日目 最終列。やっとゴールが見えてきたので頑張る

 
 8日目


 目地の養生、清掃をして完成

 目地の着色濃度は感覚で調合したので色変化がある

 

 平面写真 (2枚合成・菱形変形補正による)
 補正の関係で直角や直線が一部変形している
 

 工事を完了し、

 ・ 一番の目的、床の冷たさは格段に改善された。
 まだ本格的な寒さではないが、湯を掛けると直ぐに冷たさが無くなり快適。
 家人が入浴直後に足を踏み入れると、掛けた湯のぬくもりが残っているほどだ。

 想像以上に大満足。 真冬でもつま先立ちで歩く必要は無さそうだ。

 ・ 多孔質のため、表面はざらつき感が強く、滑らないメリットは大きいが
 反面、椅子や桶を滑らせて移動することは出来ず持ち上げて移動するのが少し面倒。

 一般の表面がツルツルのタイルに比べ表面は水が切れても湿っている感じ。
 1週間入浴しての支障はないが要注意だ。

 ・ 出来映えは、セメントの汚れが落ちない部分があるが我慢。
  平面度、傾斜、目地の出来上がりも素人施工の範囲で我慢。
  が、排水は傾斜の問題は無く、すっきりと水が切れるので良しとしよう。

 ・ 費用はタイルとセメント、清掃用スポンジなどで計約13,000円。
  DIYなので大変安価に完成した。

 ・ 自分で浴室床を確認したので、今後の耐久性についての心配も解消した。
  一部、壁タイルが地震等の影響だろうか、ヒビが入っているが、
  補修すればユニットバスにせずとも安心して今後も利用可能になった。

 ・ 今後必要なら浴室暖房を追加も検討したい。

 

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