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 No.13 家庭菜園の畝仕切りコンクリート化 2013.2

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 以前から庭の一角で 野菜の苗を植え、収穫して楽しんできた。
 その魅力にとりつかれ、狭いながらもそれまで植わっていた庭木を移植し、区画を広げてきた。

 通常は通路に挟まれた部分を台形に土を盛り畝とするが、
 狭い土地をフル活用するため、以前使用したコンパネを仕切りとし幅一杯まで植えられるようにしてきた。
 下の写真が現在までの状態である。



 しかし、コンパネも数年経つと劣化しボロボロに崩れてくる。
 合板なので地中に埋まっている部分は更に劣化する。( 中央の畝、左端手前は一部崩れ落ちている )

 新たにコンパネを購入し取り替えることも考えたが、高さ30cmの枠のために、3枚 3000円ほどの費用となり、
 これを4〜5年ごとに更新しなければならない。

 そこで、安価で薄く、強度がある素材は無いか探してきたが、コンクリートの仕切りを作ることにした。

 コンクリ幅を厚くすると、土地利用効率が下がり、コンクリート量が増え、将来不要となったときの撤去に労力が増す。
 自分でこねるのでモルタルが容易だが、強度のため砂利を混ぜたコンクリートにする。
 これまで何カ所かのコンクリ工作をしての強度と厚さの実績から 4cmに決定。  
 
 
 コンクリート枠製作

 コンクリ枠にパネコート材、補強・結合角材に1x4SPF材を裂いて枠作り。
 コンクリ打ちは8回に分けて行うため、枠は分解・再組立で活用する。
 強度を含め通路の両側2列を、1.8mのパネル長さずつ工事することとした。

 木材はパネコート材2枚、1x4材 2m x 3本。
 セメント 20kg 7袋 2500円  合計 5,000円ほどだが、当面安心して使用できる。

 8回分を一度に枠を作り、ミキサー車を頼み、コンクリートを練る労力を省くことも考えたが
 運動代わりの作業でもあること、厚さ4cm幅にミキサー車のコンクリート量を流し込むのも困難なための決定。
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 枠用パネコート材、SPF材を所要幅に切り出した
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 1x4 SPF材を幅20、40、50mmに裂くため電動丸鋸用のガイド・ジグを製作した。
 使い勝手は抜群に良く大満足。もっと早くに作れば良かった。今後棚板用補強角材など、SPF材で安価に作れる。
 

 枠構造。 パネコート面を内側、幅スペーサーは思案の末のアイデア作。
 コーススレッドスクリュー(軸細ねじ) 3.8x90
 スペーサーにボール紙を5層程度に巻き付けてセロテープで留めた物、長さ40mm。 パネコートを貫いて余裕を持った長さのねじ長とした。
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 ネジは上下2段、40cm間隔。
 パネコートに2.5mmの下穴を明け、通路側(内側)から外に向かってネジを通す。
 外側にはキャベツ等が植わっており、ドライバーのスペースがとれないため。

 内側から板を貫通したところでスペーサーをネジ先端に入れ、更にねじ込む。
 反対側の板の下穴に合わせ貫通。
 ネジを全部締めきらない状態で、全長に渡り繰り返す。

 全てのネジが貫通した状態で、一本ずつ順にスペーサーの幅丁度一杯まで締め込む。

 コーススレッドスクリューを選んだ理由は、
 ・ ネジピッチが大きく、合板に複数回抜き差しが可能。 (枠を8回再利用)
 ・ ネジ価格が安価。ボルトナットに比べ数分の1
 ・ 有効ネジ部が2/3ほどで、ネジ頭付近はネジの谷の径位に細いので、対向パネルにねじ込み 最後は、手前パネル側は空転するので締める事が出来る。
 ・ ナットを付け外す手間が省略できる

 など良いことずくめのネジだ。

 コンクリ打設時には内側から外に圧力が掛かるので、
ボール紙スぺーサで強度は充分だ。
 スペーサがネジを隠すので、コンクリがネジに付かず、抜くのが容易、パネルのネジ山も痛みにくい。

 今までスペーサーに角材に穴を明けたもの、市販スペーサーを使ったことがあるが、グッドアイデアだ。
アクリルパイプも検討したが、高価だ。

 但し、今回は幅4cmと狭く、高さ30cmなのでコンクリ打設時にパネルへ掛かる圧力は小さいために出来たことだ。

 しかし、ネジの長さ120mmくらいのものまであるので、  幅 90mm位までは使えそうだ。

 完成した枠全体
 右上の1枚は長さが余分だが、別の個所に使用する幅としている
 

 スペーサーの製作。 ボール紙を枠の内幅に合わせ、長さは試しに巻いて適当な直径になる長さに切る。
 ネジ径より大きめの直径の釘に巻き付け、セロテープで貼り完成。  製作数量は約150個。
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 枠パネルにスペーサー幅でネジ締め状態。
 上の面に置いてあるネジとスパーサーは、位置関係が解るように説明用。
 
 畝仕切り枠にコンクリート打
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 通路部分、地中に埋める高さまで土を掘り下げた。
 家の基礎建築現場のイメージで中央の土は取り除かず試したが、高さ調整などがやりにくいので、この後全面フラットに掘り下げた
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 型枠設置完了。 左右の水平長手方向には僅かな勾配
 両側にはキャベツ、コマツナ、カブの畝

 箱でモルタルを混合し、一輪車に移し砂利を混ぜて水を注入。スコップを縁にテコの原理の支点としかき混ぜる。
 以前砂利を入れると大変だった記憶があるが、何故かさほどでなく余裕の作業
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 枠にコンクリ打設完了
 狭い幅に流し込むため板を傾斜させて入れたがこぼれる。次回にはガイドを付け、パネルの縁からずれないようにしよう
 

 手前部分は次工程で延長し 長さ3.5mにする。
 コンクリを流し込んだら気泡を抜くためハンマーでパネルを叩く。 プロがバイブレータを使う代わりだ 
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 末端部はコの字型。この上は西側境界
 内側(通路部分)下部は面圧を受けるよう凸状に底面を広げた

 一輪車2台分のコンクリを練ったが少し余ったので、急遽次回使う予定のパネルで枠を作り打設。
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 余ったコンクリが無駄にならず工程も進み良かった。
 次回も利用する手だ。

 左の角材は幅丁度の厚さとし、余りのコンクリ量丁度になるよう少しずつ広げて全て使い切った

 片方の枠を外し、コンクリの状況を確認。
 マアマアの出来だ。
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 2回目の打設準備開始
 

 2回目の打設枠
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 大分ジャガイモの芽が伸びてきた
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 3月9日 2回目部分の仕切りが出来上がり、早速ジャガイモの植付
 

 3回目の打設完了
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 3回目の打設完了
 

 4回目部分の枠設置
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 4回目部分のコンクリート打設完了

 5回目部分の枠設置、コンクリート打設
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 6回目部分の枠設置

 6回目部分のコンクリート打設完了
 やっとスナップサヤインゲンの植え付けが出来た。
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 6回目部分の奥拡大。ワケギも元気良くなってきた

 6回目部分完了、7回目部分も合わせて打設した
 8回目部分は80cmほどの長さなので近い内に作業する
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 2階から見た菜園全貌
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 春の野菜植え付け時期に間に合うように、気合いを入れて作業を進めたが
 狭い幅の通路部分でのコンクリート打設は、3〜4時間スクワットの連続のようなもので
 腰痛に耐えながらだったが なんとか完成した。

 これで安心して菜園作りを楽しむことができる。

 コンクリート枠の構造は、予想以上に良好だった。
 枠は計7回 組立・打設・分解を繰り返したが、ネジ山が馬鹿になることもなく グッドアイデアの構造だ。

 枠の 幅 4cm 高さ 30cm、下部高さ5cmは片側(通路側) 凸状、 総延長 25m
 総コンクリート量 0.35立米  重量 約 1,000kg
 

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