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No.40

 アンポ柿干場の製作
 
2018.10.30 掲載 2019.12.7

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 アンポ柿の美味しさにハマり、この10年ほど 毎年恒例の秋の信州旅行で購入し楽しんできた。
 初めは山梨・甲府市周辺や中央高速八ヶ岳Pで見付けると出来上がったものを購入していた。
 2016年にアンポ柿用の生の渋柿を見つけ、試しに購入して竹竿に吊るして作った。
 意外と簡単に上手に作れたので、以来毎年秋の恒例行事で干柿作りを続けてきた。

 アンポ柿は長さ8〜10cmもある大きなもので、一つ 500円ほどしていたが、旅の楽しみとして数個を購入していた。
 生の柿は 1つ 100円程度で購入できるので 安価に作れ、50個ほどを作るようになった。
 竹竿では多数を干しきれず、紐で吊るすと滑って柿同士が接触してしまう欠点もあった。
 そこで 柿干し場を製作した。

 アンポ柿は 半分生のようなジューシーな食感で、柔らかいのが特徴。 本来は渋柿を硫黄で燻蒸して乾燥させる。
 素人では硫黄の燻蒸は大変なので 単に剥いた渋柿をアルコール殺菌して干している。
 干す期間は2週間前後で、終盤に揉みほぐす。 直接触れないようビニール袋を手袋代わりにして作業。
 寒くなってから干すことがカビ対策で重要。
 日光より風が当たる必要。

 完成後 長期保存するためにラップで1つずつ包み冷凍庫に入れ、翌年の秋前まで1年間近く楽しんでいる。

 カビが大敵なので、アルコール消毒は吊るす紐も合わせ 入念にし触れないように取り扱っている。
 オリジナルテクニックとして、ヘタをハサミで短縮して切り取り、出来るだけアルコールがヘタ下部に入り込むよう、
 またヘタの下の表皮も可能な限り包丁を入れ、ヘタとの空間がとれるようにしている。
 硫黄燻蒸しないため 表面は黒味がかるが、味などには差を感じない。

 一方 干し柿はアンポ柿より長期間干し、ある程度固くなるもの。 表面に白い粉が噴いているものも多い。

 アンポ柿は大きめのものが美味しく仕上がる。 直径10〜12cmの大ぶりの物を購入。
 この3年、見つけ次第購入と Netでも購入している。 10kg 3〜4千円。

 干しているアンポ柿、干場全景
 前後2列 一度に最大60個程度干せる。
 2個を紐で結び間隔を空けて上下段差を付けて干している
 

 
 

 干すためのバー。長さ90cm、4本製作。
 紐の位置がずれないように紐のガイド溝を斜めに入れた。
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 洗濯物干場の上に設置するため干し竿の長さの支持柱。
 2x4材 12ft長を使用。
 干し棒4本をサポートする細工も施した。
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 干し場。 庇の下なので昼夜続けて干している。
 強風雨が予想される時のみ一時取り込む。
 向こうに富士山が見える。
 昔は障害物が無かったが...
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 3年間鳥や虫の被害が無かったが、何故か今年はヒヨドリが啄むのに気が付いたのでガードの網も設置。
 警戒心が強いのでこの程度の粗いもので大丈夫。

 ハエは初めにアルコールに漬けているためか 寄り付かない。 ( という記事もあった )

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