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ワイヤレスマウス・キーボード使用感  2010.10
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1 概要

 これまで長い間キーボードとマウスはケーブル接続のものを使用いていた。
 組立式PCのため、思えばキーボードは1995年くらいからCPU変更しても使い続けていた。
 キーの接触不良が出始め、やっと新調しようという気になった。
 電気店に行き、見ている内に キーボードとマウスが組になったワイヤレス方式のものがあるのを知り
これなら受信用のUSBポートも一つで済みキーボードも移動自由になる,,,と期待して購入。

 一方、マウスは以前一度交換したが、未だに初期のボールがエンコーダ軸を回転さえる原始的な方式。
妻は二年ほど前からLED光検知・ワイヤレス式のものに交換、使用感も問題ないと感じていた。
 時々カーソルが飛ぶことがあるが(光検出のため)、コードが無い分使いやすいという実感を持っていた。

 ワイヤレス式KB、マウスに交換後一ヶ月半での使用感、思わぬ落とし穴に気づいたので記述する。

 この間、実はマウスの不都合を痛感し、別メーカーのものを購入し、これも半月使用してきた状態である。
 なお、多くのメーカー・種類を比較検討したわけではないので、あくまで限定した使用感である。
 
 なお、私のPC使用頻度はかなり多く、会社のPC使用業務と同程度だろう。
 キータッチ数は、プロレベルではないので数分の一以下だろう。

2 感想

 [ キーボード ]

 ・ これまで電源投入を キーボードのCtl+F1 等で行ってきたが、これが出来ない。
  PC本体の電源ボタンを押すことで電源は投入できるのだが...
  考えてみれば当然で、電源が入っていなければUSBポートも動作しておらず、キーボードも動作するわけがない
  電源ボタンで投入する人も多いだろうから問題無いかもしれないが、私にはとても不便に感じた。

 ・ 高速にキータッチすると、文字が抜ける
  私のキータッチスピードはそれほど早いわけではなく、ブラインドタッチ出来るわけでもなし。
  受け付けるときは、全く問題ないが、文字抜けすることがたまにあり、そのときは頻発する。
  ワイヤレスの受信状態よるものだろう。ひどいときは2〜3秒に1キーのみしか受け付けないときが稀にある。
  そういう場合、仕方がないからUSB受信部を一旦外し再接続すると直る。
  この状況から、メーカーまたは機種固有のものかもしれない。
  使用環境として、特別にノイズが多いとは思えない。ごく普通の家庭の居間内。

 ・ ワイヤレス受信可能距離が極めて小さい パソコンの後部USBソケットでは受信できない。
  これの対処のため、USB延長ケーブルが付属されている。これでPC前面まで引っ張ってこないと受信できない
  何となく割り切れない。 電波法上10m程度の微弱電波送信は免許不要で許されている。
  ワイヤレス電話、その他多くの設備がその程度の到達距離はある。
  恐らく、マウスの小型スペース内に小さな電池で小電力化のためではないかとは思われるが。

 ・ Shift、Control、Alter キーの使用感がいまいち
  これらのキーは文字キーとダブル使用されることが多い。
  反応がイマイチな気がする。
  特にWindowsでの一般的複数選択をする場合、最初の項目をクリックし、最終項目をShift+クリックする。
  これが、時々動作不良で最終のみの選択になったりする。
  これは、ワイヤレスでキーを押し続けると、キーのリピート機能で複数回連続して押された情報を送信しているからでは無いだろうか。

  これらのキーは長時間押し続けることが多い。
  キーを押すたび、受信部のLEDが点灯する。押し続けるとLEDはフリッカー状態が連続する。
  これが電池を消耗するのでは無いかと恐怖感を感ずる。 ( マウスの電池は一ヶ月持たなかった :後述 )
  今まで何秒もShiftを押し続ける操作が時折あったが、これがのんびり出来ない不満

 ☆ 以上のような思いもかけない不快感があるのに反し、メリットと言えばコードがないというメリットだけ。
  常設のPCなら普通コードは動かすことがないので全くメリットを感じない
  キーボードは近い内にコード付きに買い換えようと考えている。

 [ マウス ]

 ・ ワイヤレスなので動かすのにコードが無く快適。このメリットは大きい。
  マウス自体を動かすことが本来だし、使用しないときでも書類などと机の配置で動かすことがあるので好都合。
  しかし、以下のデメリットも大きくまたコード付きに戻そうか迷っている最中だ。

 ・ 電池の消耗が早すぎる!!! わずか一ヶ月で2回交換した。
  単4電池2本、このペースで消耗するのは今のエコ指向に反する。
  充電式電池に代えることも考えたが、他のデメリットも合わせ 減点が大きすぎる。
  妻が使っている範囲1日に30分使うかどうかでマウス操作時間も少ない程度なら1年ほど持っている。
  単三1本で動作するものである。 単3を1本の方が電池容量は大きいこともある。
  アルカリ電池1本あたり 単3:2000mAh 単4:900mAh 単4を2本だと900x2=1800mAhで単3と同等

 ・ スリープ・スタンバイ状態から復帰させるのに、空クリックか大きく動かす必要がある
  今までコード付きでは無い問題。 その反応の差も機種ごとにあるので煩わしさはだいぶ異なる。
  最初に購入したもの、下表Aは極めて反応が遅く、スリープ状態から復帰するのにマウス移動範囲(マウスパッド面積)を、3周くらいグルグル動かさないと反応しなかった。
これが買い換える動機の2つ目である。

☆ 手元の3つのワイヤレス式マウスのスリープ、スタンバイ動作の実験を行った。

 スリープ : マウスを動かすのを止めてから、電池消耗低減状態となるまで。
         感度はそれぞれ異なるが、動かしたことを感知し自然に通常動作状態となる。

 スタンバイ : マウスを動かしても検知せず、空クリックすることで動作復帰する

項目  A (最初に購入)  B (買い換えたもの)  C (妻の物)
メーカー  Elecom社製  Buffalo社製  Buffalo社製
型式 TK-FDM003 BSMOW03 BSMOW01
電池 単4 2本 単4 2本 単3 1本
連続待機時間 416時間 247日 248日
連続動作時間 56時間 52時間 148時間
スリープ一段目まで 約3秒 約2.5秒 約0.5秒
スリープ二段目まで 40秒 −− 6秒
スリープ三段目まで −− −− 7分
スリープ一段目の状態 光量減少 光量減少 光量減少
スリープ二段目の状態 点滅 3Hz on50%程度 −− 点滅 10Hz程度?
スリープ三段目の状態 −− −− 0.6Hz on 30% 程度
スタンバイまで 4分38秒 8分0秒 スリープのまま
使用感
電池寿命(体感的評価?) ×
状況 3秒以降は検出感度が落ち、マウスを大きく動かしてからカーソルを合わせる必要あり。
4分半以降はカラクリックでのみ再動作。
2.5秒以降、多少感度が落ちるが動かすとすぐ復帰する。8分以降はカラクリックでのみ再動作がAに比べると長いので、確率が減る。 スリープ3段目までほとんど反応の差はない。そのままスタンバイモードがないのですぐに応答する優れ物。使用頻度が少なければ1年弱電池が持つ。単31本なのも有利。

 * 以上の測定値は時計の目視計測

 A は、1段目のスリープ1段目状態ではそれなりに反応するが、2段目になるとグルグル回さないと動作状態に復帰しない。スタンバイ状態から戻るための操作の感覚。
 B、C はスリープ2段目(8分間)でも大差なく反応する。これで電池寿命が長いのはAに比べ大差の勝利である。
 C は 更にスタンバイモードには入らず、スリープ三段目 すなわちマウスを動かせば復帰する。
     これで同じ頻度での電池寿命は未評価だが、最も優れた性能と感ずる。

 AからBに買い換えるとき、それほど深く考えず、できればCと同じ物を、と思ったが、店になかったので
せめても同一メーカーの物という観点で選んだが、これほど大差あるとは思っていなかった。
 今後しばらくCに交換して使用してみる。

 この電池寿命とスリープ状態に対する使用感の相関、メーカーの技術力の差か、機種固有なのか

 Aはキーボード、マウス一体のワイヤレス機器だが、キーボードは電池ホルダーの構造が良くないためか、電池が下に弛むためか接触不良が発生。スペーサーを入れ対処したが、電極材質にも問題があるのか接触不良が発生し、カバーをあけ、電池を回転させるように電極を擦ると復活する。余りにも不都合多く コード付きUSBキーボードに買い換えた。この1ヶ月半 これらのためキー入力ミスが多発した不快感からやっと脱出できた。

 実は現役時代電気系の設計をやっていたので大変興味がある。
 ワイヤレスマウスは意外と技術とアイデア・センスの総合的成果だと実感する。

 * 以下は自分の趣味としてのメモで 読み飛ばしてください。

 [ 電池寿命関係に関する電気的考察 ]

 ・ 常時使用状態のマウスは、いかに検出を適正に行うかに対し、電池寿命を持たせるかがポイント
 ・ LEDの消費電力は意外に大きい。 一般的には2V10mA。
  単4電池2本、 3V駆動で、電流制限抵抗を付けると1時間あたり30mAh 電池寿命は 1800/30=60時間
  これに検出回路、無線送信のパワーが必要になるので各部に工夫が必要
 ・ 3Vからの損失を減らすためインバータ駆動としているだろう。
  これで抵抗の損失を無くなす工夫で1.5倍持つ。  ( インバータ等の損失を無視した場合 )
  スリープ状態切り替えと定電流制御も兼ね簡単なインバータ駆動が適切だろう。
  これだけ低電流低電圧、ローコストなので、電流検出はどのようにやっているのだろう。
  思い浮かぶアイデアは、昇圧インバータ、リラクタンス電流制限と両端電圧検出で電流検出、ショットキーダイオードで整流しLEDに流す。 でもこんな安価な物にここまで出来るか?
 ・ 最近のLEDの性能は飛躍的に向上しているので更に低電流で輝度の大きい物があるだろう
 ・ スリープ状態の制御方式はアイデア次第。使用感とのバランスが重要

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