天竜川カヌーツーリング   No.65
宮ヶ瀬橋 〜 時又港  2011.8.9 (火) 

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 Kenさん、翼さん達との4人の夏休み
 南信カヌーツーリング2日目

 昨夜の夕立で川の濁りを心配しながら、遠山川の偵察に出掛けた。 案の定泥水。
 代わりに3日目に考えていた天竜川に変更。

 ゴール予定の時又港に1台車を置き、スタート地点候補の市田、新明神橋に向かった。
 昨日より水の濁りは少なくなっていた。

 流れは全域とも速そうなので、頑張って伊那大島駅東の宮ヶ瀬橋に向かった。
 ゴールの時又港まで 19.1km

 天竜川は長野県岡谷市の諏訪湖釜口水門を源流とする。
 流路延長は213km(日本全国9位)
 急峻な地形の流域のため、「暴れ川」「暴れ天竜」として知られる
 
 場所 距離
 km
 記事
 宮ヶ瀬橋 0  
 小渋第2発電所 スタート 0.15  
 台代橋 2.7  
 万年橋 3.3  
 新明神橋 7.3  ライン下り市田港、かわせみの家
 阿島橋 11.0  
 弁天橋 13.6  
 弁天港 14.0  
 水神橋 15.9  
 南原橋 17.1  以降鵞流峡
 ( 最初の瀬 ) 17.7  
 クランクの瀬 18.2  
 最後の瀬 18.7  
 天竜橋 19.0  鵞流峡終わり
 時又港 19.3  今回のゴール、時又駅
 姑射橋 21.9  天竜峡駅、以降天竜峡
 天竜峡終了 22.7  
 阿智川合流 24.4  
 長瀞橋 27.8  
 天竜下り唐笠港 27.9  唐笠駅

 市田 -0.30m
 

 11:30到着、早速準備を進める
 今日はKenさん、翼さんもダッキーだ
 

 木陰もあり準備と駐車が暑さの中で助かる
 出発前に昼食を済ませる
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 [ 前日撮影 ] 今回のスタート地点より約1km上流 天竜橋下流方向の様子
 水門の隣に階段があり、スタートも出来そう。
 下流(赤い通路の柵の合間に見える白波の立つ部分)すぐに水制の堰が斜めに入っているので要注意


 [ 前日撮影 ] 左から宮ヶ瀬橋、小渋第2発電所から下流方向。
 堤防上の進入禁止標識の右奥、濃い木の緑付近がスタート適地。 右脇の道路で進める
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 正面が小渋第2発電所。対岸からスタート。 草の切れたところから斜面を降り、右端から出発

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 準備を念入りに。これから瀬が多い
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 12:15 出発 上流方向。 赤い宮ヶ瀬橋

 

 100mも進むと早速瀬が

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 夏の暑さを忘れる水上で爽快

 次々押し寄せる迫力ある瀬
 さすがパワフルな天竜川だ

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 12:30 台代橋 15分で 2.5kmというハイペース
 流れが速く たいして漕がずともこの速度

 瀬が続く 4人とも楽しく下る

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 アッという間に万年橋が見えてきた

 12:33 万年橋 前日下見し迫力のあるのを実感 正面の岩に流れが当たっているので注意


 [ 前日撮影 ] 万年橋 上流側
 2又の分流、瀬はけっこう迫力があるように見えた
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 流れが広くなり本流を立ち上がって探すKenさん

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 傾斜の瀬を通過し振り返る。Kenさん、翼さんも快調

 迫力ある瀬を突き進むKenさん、翼さん。 直後のエディに入り迫力あるシーンが撮れた

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 波立つ流れを進むので飽きない

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 新明神橋が見えてきた。ここからスタートしようともしていたが、ここまでの迫力ある瀬を楽しめて良かった

 13:02 新明神橋通過 1時間 7kmのペースだ

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 市田の水位観測施設 この区間を下るとき、この水位を参考にしている

 左端にかわせみの家が見える

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 2艇は前後しながら思い思いに進む

 阿島橋 手前もけっこうな瀬


 [ 前日撮影 ] 阿島橋 上流側
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 阿島橋 手前の瀬で 大きく揺れ空と水滴が写った

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 13:24 阿島橋通過

 しばらくゆったりの区間をノンビリ 入道雲が美しい

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 阿島橋から5分後にはまた瀬

 瀬を通過し振り返る

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 波をかき分けながら

 広い川幅の先の流れを見るため、サイドチューブに乗って探すKenさん

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 喬木村(たかぎむら)付近

 弁天橋が見えてきた。左にテトラポットの列
 流れが寄っているので瀬の中心より右側を狙う

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 13:50 弁天橋

 弁天港の対岸に灯籠のようなもの ラフトも1艇

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 13:54 弁天港

 [ 前日撮影 ] 弁天港  昔ここから天竜下りの遊船に乗ったことを思い出した。 車回送依頼し天竜峡まで。
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 2時間休憩なしで進んできた。
 Kenさんは休憩か寝そべっている

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 Kenさんは寝そべったまま翼さんだけで瀬を下っている
 軽い瀬とはいえ 翼さんもスゴイ

 水神橋が見えてきた 14:08通過

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 遊船が通るためか川幅いっぱいに提灯が下がっている

 堤防に竜と波の模様

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 水神橋を振り返る。提灯がくっきり見える

 S字型に流れが曲がり南原橋が見える。
 その先はいよいよ鵞流峡だ

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  14:15 南原橋通過 両岸岩がそそり立ち渓谷の雰囲気。 鵞流峡に入る。3つの大きな瀬があるので緊張

 名前不明:最初の瀬に突入 大きなウエーブが迫る

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 思ったより大きなウエーブ、しかも進路に対し斜めから押し寄せるので慌てて直角に向けた

 瀬を通過し振り返るとKenさん翼さん艇が沈
 ベテランなのに。でもチョットの波のタイミングで受ける力が異なる。
 少し離れていたので上流に漕ぎ上がる間に2人とも再乗艇したので、忘れていた撮影を!

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 ふたたび楽しく進む。

 遊船の撮影ポイント

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 鵞流峡 クランクの瀬 動画

  コの字型に流れが折れ曲がるのでコーナーでは、少し流れが複雑な所があったが、川幅は思ったより広めなので この水量なら方向コントロールをきちんとすれば心配していたほどではなかった
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 鵞流峡 最後の瀬 動画

 クランクの瀬の方を気にしていたが、どちらかといえば最後の瀬のウエーブが大きかった。
 抜けると天竜橋、鵞流峡が終わる
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 14:27 天竜橋 鵞流峡を無事通過し、ゴール間近。パワーのある天竜川を満喫し2人も笑顔いっぱい

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 ゴールの時又港岸壁で驚く光景。駐車位置を間違えたのか車が転落していた。 撤収中レッカー・クレーンが引き上げていた

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 14:30 時又港ゴール

 撤収作業中 遊船が到着
 

 遊船とカヤック練習中の人

 * このページ編集中に、2011.8.17天竜川遠州船下りの転覆事故が発生した。
  この区間よりずっと下流で、もっと穏やかな流れのはずだが、岩に当たって転覆とのこと。
  コース内では最も流れが速くエディの影響で曲がりきれなかったか?
  安定した船のようだが、流れの中で先端の左右いずれかが岩に乗り上げれば転覆の可能性もある。
  この写真の遊船で、あの鵞流峡を下るのにもライフジャケットは付けていない。 終点間際に外したとも思えない
  滅多に事故は発生しないとはいえ、万一の時を考えライフジャケット装着が好ましいだろう。
  水遊びを楽しむ者として、残念な事故だ。
  今後は遊船でも装着すべきではないだろうか。

 * 天竜川の感想
  ・ ゲリラ豪雨というような雨の後で水位はそれほども高くないのに泥の濁りが多かったのが残念。
  ・ 水質は富士川より良いと感じたが、意識すれば軽い臭いもあるがマアマアだった。
  ・ 今回漕いだ区間は数分ごとに瀬が出て、飽きずに下れた。
  ・ 宮ヶ瀬橋〜新明神橋の瀬は大きめ。 鵞流峡の瀬も大きい。 その他の瀬も、自分が漕いだ他の川より大きめ
  ・ 水量は想像していたより多く、瀬もパワーがあった
  ・ 特別危険な瀬は認識できなかったが、川岸にテトラポットが並び流れが沿っている箇所が2〜3カ所で要注意
  ・ また下ってみたい川だが、自宅から5時間、遠いのが難点
  ・ JR飯田線が接近して併走しているので、電車回送も可能だが 本数が少ないことと 飯田止まりの電車が多く
   回送の区間と列車の行き先を確認する必要がある。
  ・ 19.1km 2時間15分、平均時速 8.5km/h。 思えば休憩なしで下ってしまったが早かった

  Kenさん、翼さんとご一緒だったので、安心して楽しく激流天竜川を下れました。ありがとうございました。
 
 

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