酒匂川 (さかわがわ) カヌーツーリング   No.82
松田町庶子〜飯泉橋 2012.2.12 (日)

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 最近健康のための運動の一つに散歩をしている。
 飽きないよう、その時の気分によりコースを変えているが、酒匂川の土手を遡るコースが多い。

 今年は冬の酒匂川の水量が例年より多い気がしていた。
 これは原発の停止で水力発電をフルに行っているためだろうか?

 いずれにしても漕ぐには都合がよいと思っていた。
 気温と天気の様子が良いので、思い立って朝に決行を決めた。

 自宅からスタート地点へは車で30分、ゴールへは数分の便利さだ。
 水量が多ければ、下の地図の左端、新大口橋からスタートしようと考えたが
 東山北付近の発電放水口より上流は極端に水が少なく、前回と同じ松田町庶子の堤防からスタートに決定。


 富士道橋 0.42 2011夏の豪雨でデータの基準が変化したようだ。昨年は同程度の流れで -0.52m
 

 スタート地点上流方向
 右からの流れが上流からの水。左は約2km上流の発電所放水口から。
 富士山の真下方向にある新大口橋からスタートしたかったが、水が少ないのでやめた。

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 スタート地点から下流方向

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 10:40 準備ができ富士山をバックにウォーミングアップ

 10:45 フェリーグライドで体を温めいよいよ出発
 妻と、階段の上に腰掛けている興味を持った老人が見送ってくれた。河原まで階段で下りられるので便利だ

 松田町 中央山腹のハーブガーデン
 早咲きの河津桜が斜面いっぱいに植えられ、さくら祭りもスタートしたが、今年は寒さで開花が遅れている。
 満開だと山肌がピンクに染まるのだが、もう少し後だ
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 スタート〜 直後の瀬  〜 新十文字橋手前の瀬
 動画


 
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 十文字橋までの約1kmには楽しめる瀬がある。
 前回下ったときより大きく長くなった気がした。

 2つ目の瀬は右岸側に向かい、左カーブで岸にはテトラポットが並び、流れが当たっているので注意が必要だ。


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 3つ目の新十文字橋手前の瀬 左岸に向かう

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 11:00 新十文字橋通過

 左岸に寄るとすぐ十文字橋、その先に小田急の橋梁

 振り返ると富士山が美しい
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 小田急の橋梁
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 小田急の橋梁 上下線別の橋だ

 丁度ロマンスカーが通過

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 美しいフォルムのロマンスカー もう少し下流からは富士山と一緒に撮れたのだが...

 

 小田急の橋梁を過ぎるとすぐに堰があり注意して進む

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 堰の手前で上陸しポーテージ

 この堰は高さ2m近く。流れも平らに広がり越えられない
 11:15 中央の本流に行きたかったが、右のカメラマンに遠慮し左岸寄りの小さな流れを下った
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 カメラマンがズラリ。
 聞くと近々廃止になるロマンスカーを撮影だとのこと

 11:30 足柄大橋通過

 次の橋の手前に堰があるので注意して進む
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 11:43 開成町の堰に着く。
 昨年は一旦岸に上がりポーテージしたが

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 昨年夏の大水で砂利が堆積し堰の段差が無くなり容易に通過できた

 右岸に寄り、工事中の橋を通過。この春には開通予定

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 この先はいくつものテトラポットの堰があるので注意

 12:12 報徳橋。手前に水道橋

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 報徳橋と水道橋の間から。富士山を望む。手前に矢倉岳

 報徳橋下流のテトラポットの堰 ここは慎重に左岸に上陸

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 流れも広がってきた

 12:25 またもやテトラポット

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 横一列に波立っている。テトラポットの堰だが越えられるか微妙だ。岸に着けられる体勢で進む

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 12:45 富士道橋通過

 13:10 ゴールに近くなったので、カメラの電池交換と、ゴールまで妻に迎えに来て貰うよう電話。
 

 13:15 小田原厚木道路の鉄橋を通過

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 左岸に向かう。正面の堤防はお気に入りの散歩コースだ

 いつもの散歩コースを水面から眺めながら
 正面のテトラポットの水制の左岸の反転流エディに入る
 散歩中、ここに入れば面白いか...と考えていた

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 いよいよゴール間近だ

 テトラポットの堰。昨年から流れが変わり水が増えたので、左岸堤防ギリギリで通過できるのは散歩で確認済み

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 箱根・明神ヶ岳と富士山
 対岸に重機が入っている。飯泉堰付近も同様に昨年の豪雨で流れ着いた砂利を浚渫(しゅんせつ)している。

 ゴール間近のコンクリート工場

 13:25 ゴール 片づけている間に妻が迎えに来てくれた。家まで徒歩10分余の近さは嬉しい
 すぐ傍まで車が入れるので有り難い
 
 家から間近で気軽に楽しめる酒匂川。
 昔は氾濫が多く、二宮金次郎が護岸に尽力したと伝えられる。

 堰やテトラポットの横一列の水制が多く、堰越えが大変で、所在を知らないと危険もはらむので注意が必要だ。
 しかし、昨年夏の大雨で川も変わり、いくつかの堰は通過しやすくなった。
 前回に比べ面白みのある瀬が増えた気もする。
 所々砂利でライニングダウンする必要もあるが20mほどで歩き安いのでさほど苦にならない

 鮎釣りには人気の川なので6月の解禁以降晩秋までは下れないのが難点だが、
 近くの利点で、散歩で川の様子を確認してから出かけることもできるので
 今後、気が向いたときに出かけてみよう。
 
 

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