荒川・長瀞 カヌーツーリング   No.95
和銅黒谷 〜 樋口 2012.5.24 (木)

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 桂川を漕いだ翌日、ソロで長瀞を漕いだ。
 今まで親鼻付近、皆野中学校北側からスタートしていたが、少し距離を延ばしてみようと考え
 秩父鉄道 皆野駅付近、皆野橋からもスタート可能そうな予備調査をしていたが、
 更に一駅上流の和銅黒谷からに決定。
 電車回送なので駅から近く河原に降りられることが条件だ。

 衛星写真で見ていた河原に降りられそうなルートでスタート地点を探した。
 道は狭いが車一台通れ、問題なく予定地点に到着した。
 装備を一式デポし、ゴールの樋口に向かった。
 
 荒川(1) 和銅黒谷 〜 栗谷瀬橋 . 
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 荒川(2) 栗谷瀬橋 〜 樋口 
親鼻 1.73m

 * 傾斜 100mあたり平均 単位[m]:精度は概略
 
 場所 距離
 km
標高
 m
傾斜
 *
 記事
  スタート 皆野中北側 0 129 0.1  秩父鉄道 親鼻駅から1km徒歩20分
  ヤナの瀬 0.6  
  親鼻橋 1.1 128  
  秩父鉄道橋梁 1.6 0.15  鉄橋下の瀬 
  セイゴの瀬 1.9  
  左カーブ コーナー 2.1  
  小滝の瀬 2.4 126  
  岩畳のはじまり 2.6 ---  
  ライン下り発着場 3.1 126  長瀞駅300m
  白鳥荘二股の瀬 3.6 0.15  
  金石水管橋 4.4 122  
  キャンプ場前の瀬 4.6 0.5  
  サイコロ岩 5.1  
  高砂橋 5.2 120  
  遊船のゴール 5.5 0.12  
  クツナシの瀬 5.6  
  ドビーの瀬 6.5  
  国対コース入口の瀬 6.9 115  
  岩田の瀬 7.2 0.89  
  旧二股の瀬 ゴール 7.8 110  樋口駅200m
  全体平均 7.8 差19 0.24  
 
 地図上が下流
 上の栗谷瀬橋下流、皆野中学北の
●Startマークで
右地図の左下に続く

* 傾斜 100mあたり平均 単位[m]:精度は概略
 
場所 距離
 km
標高
 m
傾斜
 *
 記事
  和銅大橋 -0.42 156  
  和銅大橋下流のスタート 0 154  秩父鉄道 和銅黒谷駅から500m徒歩5分
  新皆野橋 1.4 147 0.5  
  皆野橋 2.3 142 0.56  皆野駅800m
  栗谷瀬橋 4.2 129 0.3  
  スタート 皆野中北側 4.4 129  右下距離表に続く
  全体平均 4.4 差25 0.57  
  樋口まで通算 12.2 差46 0.38  
 




 秩父鉄道 樋口 〜 和銅黒谷 6駅 430円
 懐かしいボール紙の印刷された切符だ

 


 ゴールの様子         ゴールの上流方向       ゴールから道路に登る坂   樋口駅
 ゴールは車2台ほど駐車できる狭い場所。 急な坂を50mほど下った所。 駅までは坂を登ると目の前なので便利。
 左写真の岩絡みの落ち込みは、今まで水流が複雑で下るのは危険と見えていたが、
 今日は水量が多いので、流速は高いが、逆に流れがストレートになったので下れそうと判断。
 じっくりスカウティングし、ゴール時に下ろうと思いながらスタート地点に向かった。


 和銅黒谷駅到着

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 プラットフォームに和同開珎のモニュメント

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 日本で最初に流通した「和同開珎(わどうかいちん)」という貨幣の発祥の地

 近くの秩父市黒谷にある和銅遺跡から、純度が高く精錬を必要としない自然銅が産出した事を記念して、
 元号を「和銅」に改め和同開珎が作られたとされる。

 秩父鉄道 和銅黒谷駅

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 和銅黒谷駅横の踏切を北に進み河原に向かう

 河原に降りる細い長い坂。下れば直ぐに河原だ。
 駅から徒歩5分余

 デポしておいた装備一式。電動ポンプで軽く膨らませてあったので準備が楽だ
 近くに鮎の囮小屋があるので解禁後は下れそうもない
 

 9:05 河原を散歩している方としばらく雑談し、準備が出来たので記念に一枚撮っていただいた

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 河原にもう一人網を持っていた人が。
 準備しているときは横を通り過ぎるだけだったが、岸を離れると なにやら叫んでいる。
 戻ってみると、「 この辺はカヌーはやってはいけないのを知っているかね? 」 とのこと。
 何処の組織か団体が規制しているんですか?と尋ねると、漁協かなんかじゃないの? とのこと。
 どうやら個人の感覚で言っているようだ。
 「 マア、今日は勘弁して下さい 」 と言ってスタートした。
 「 オレは別にかまわないけどね... 」とのこと
 準備している最中、近くに居たのに 何も言わなかったのだが。 こういう人もいるんですね。
 ちなみに秩父漁業協同組合のサイトを見ても特段注意事項等記載はない
 

 9:15 スタート地点から上流方向、和銅大橋の上に秩父の象徴、武甲山が見えた。 セメントの原料 石灰石を採掘している山だ。
 瀞場のように見えるが、時速4km/hほどで流れているので楽に進む。
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 左カーブの先に皆野寄居バイパスの新皆野橋
 カーブ手前にテトラポットが立ちはだかっているので遠巻きに通過

 9:20 新皆野橋手前はチョットシタ瀬

 新皆野橋下流直ぐに日帰り温泉「凡の湯(ぼんのゆ)」
 アルカリ泉で気持ちよい好きな風呂だ
 

 チャポチャポと気持ちよく軽快に下る

 衛星写真で見ていた3本の線状の 斜めに走る白い波
 人工物か気になっていたが、自然の産物のようだ
 岩の割れ目で波立っているが問題ない
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 9:35 皆野駅付近の皆野橋 20分で1駅分
 快調な進みだ。

 皆野橋右岸上流、衛星写真でスタート可能そうに見えていたが、河原に降りている車がある。
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 皆野橋下流、右カーブ地点に工事用仮橋
 橋と水面の距離が狭いため、念のため直前で伏せて通過

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 仮橋の下は水路が掘られチョットシタ瀬。振り返る

 その先に大きめな波。親鼻までの区間一番大きな波だった

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 9:50 青い美しい見たことのある栗谷瀬橋。いつものスタート地点の上流に見える橋だ

 9:55 いつもスタートしている皆野中学校北側
 2駅間所要40分。常に流れており気持ちの良い初心者でも工事用仮橋とその下流に注意すれば快適なコースだ
 但し、今日の水量は多めなので少ないと不明だが浅くて引かなければならなそうな場所は見あたらなかった。

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 ここからは何度も下ったコース。
 今日は水が多めなので、ヤナの瀬付近も岩に掛からずに快調

 親鼻橋手前

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 親鼻橋手前

 10:03 親鼻橋通過

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 秩父鉄道の鉄橋に貨物列車
 機関車のターコイズブルーが美しい。
 秩父らしくセメントのホッパー車を牽引している

 鉄橋下の瀬を下り終える。ラフトが下ってきた
 鉄橋下の瀬 〜 セイゴの瀬 動画

 
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 鉄橋下の瀬

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 セイゴの瀬のエディに入り振り返る。 迫力のある流れと鉄橋が見え好きな場所だ

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 10:30 小滝の瀬をスカウティング

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 小滝の瀬 動画

 今日は水量が多めなので迫力ある
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 小滝の瀬
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 気持ちがよいので担ぎ上げて小滝の瀬を2度下った

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 11:00 岩畳の遊船乗り場

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 長瀞の風景には遊船が欠かせない
 皆キチンとライフベストを付けている
 

 長瀞の街を散策 いつも立ち寄る豆屋さん 大沢屋

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 乾燥した豆、甘納豆などの品揃えが多く楽しい店。
 気前よく試食を置いてあり、お茶もご馳走してくれる
 お多福豆の甘納豆を土産に購入
 これからしばらくオヤツに数粒ずつ味わうのが楽しみ

 11:20 再スタートし白鳥荘二股の瀬を進む

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 11:35 金石水道管。 大サギが飛び立つ

 右岸になにやら大勢の人が並んでいる

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 埼玉県警の水難救助訓練のようだ。
 皆スローロープを手に持っている。
 並んでいたので照れながら通過したが、どうやら私が通るために訓練を中断していたようだ。申し訳ないm(_ _)m
 

 埼玉県警のラフト

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 11:40 高砂橋手前のサイコロ岩
 水が少ないと岩に流れが当たっているが、今日はどこでも通れる

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 クツナシ・洗濯機の瀬とグングン進む

 ドビーの瀬

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 12:03 あっという間に岩田の瀬。ゴールが見えてきた。
 樋口の 旧二股の瀬 左岸側シュートを下る
 朝のスカウティングも合わせ 動画


 落ち込みの衝撃で一瞬バランスを崩したがナントカ。
 少し左に寄りすぎた。
 流速が早く秒速5m(時速18km)くらい、あっという間だった
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 シュートの上流側からの眺め (朝撮影)

 12:15 ゴール

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 左上動画、下る風景の最初、左側に一瞬写ったおじさん。  こんにちはと声をかけ合い、見ていると私がシュートに突入したので驚いて見に来たそうだ。
 ナント砂金採りを趣味にしているとのこと。
 午前中の収穫を見せていただいた。
 小さな粒が2つ。こんな場所でも採れるんだ!
 
 ・ 今までに比べ水量多めで楽しく下れ、区間ごとはあっという間だった。
 ・ 距離を延ばし和銅黒屋から下ったが、気持ちよい流れではあるものの物足りなかった。
  親鼻からのコースが良さそうだ。
 ・ 長瀞は良い季節にかかわらず、平日とはいえ観光客が少なかった。
  遊船は数隻次々と入ってきた。
 ・ 樋口、ゴールのシュートでは水が多い時でなければ下れないが、初挑戦できた。

 ・ 昨日の桂川に続き楽しいDRを楽しめた。
 
 

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