狩野川 (かのがわ) カヌーツーリング No.159
 鈴ヶ渕橋〜柿木橋 2014.2.28 (金)

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 2月に2度の大雪で 予定していた桂川にも出掛けられずそろそろ川に行きたいと感じていた今日この頃、前日夜にヨシさんから狩野川へのお誘いを戴いた。
 即答で出掛けることに。

 伊豆スカイラインやその先の細い道は、雪がどんなだろうかと案じ、箱根峠からR1で三島に降り、伊豆縦貫道で向かうことにした。
 伊豆縦貫道の三島・塚原ICから、伊豆長岡への区間が開通したばかりだと聞き、新たな道を走るのも楽しみだ。

 5時半に出発し箱根峠付近は
まだ暗闇の中、濃い霧で視界10mほど、信号も交差点に入ってから青信号であるのが識別出来た状態。
 道路のカーブなども記憶を頼りに確認しながら進んだが
 後に着いてくるトラックに抜いて貰い 1kmほど下ると次第に霧も薄くなり、その後は順調に。
 


 傾斜は100mあたり 単位[m]
場所 距離 標高 傾斜 記事 地図番号下流の瀬
 鈴ヶ渕橋  0  166   AB
 湯ヶ島クリーンセンター  0.7  158  1.1   小川橋横 BC
 伊豆市天城湯ヶ島支所  1.1  152  1.2   C
 嵯峨沢橋  1.2  150  1.0  
 ホテル嵯峨沢館  1.4  146  2.0   DEF
 吉名入口信号東  2.1  137  1.3   GHI
 月ヶ瀬小東  2.8  130  0.7   JK
 田沢橋  3.1  124  2.0 慶應義塾リハビリテーションセンター下流 LM
 田沢川合流  3.5  118  1.5   NOP
 矢熊橋  4.4  107  1.7   船原川合流手前 Q
 船原川合流  4.7  100  2.33   R
 湯の国会館  5.3  98  0.33  
 雲金橋  5.9  93  0.83   S
 嵩田川合流  6.1  89  2.0  
 柿木川合流  6.4  86  1.0   ゴール
区間全体  6.4 1.25

 コースは6.4km。平均傾斜度は1.25m/100m。
 多摩川・御岳の放水口から歯ッ欠岩下までで 0.63なので、倍ほどの値になる急傾斜。



 スタート地点。鈴ヶ渕橋から
 2週間前の雪が残っている。


 残雪を歩き河原に降りる

 
 
 上地図で丸数字の番号は、本文中の写真に付記した番号に対応する。(欠番等有)

 嵯峨沢橋 1.60m
 

 今回独断で、それぞれの瀬に名称を付けてみました。
 万一、不都合等がある場合お知らせ願います。

 

 スタート地点でウォーミングアップ
 

 8:55 スタート

 地図番号A 初っぱなの瀬。
 先日の大雪で枝が折れ流木とし残っている。
 正面にありそうに見えるが、流れは左に向かっており、横に向けて撮影したのでご心配なく


 地図番号B 長野川合流手前の瀬。 いつもスカウティングする。今日は水が多いので障害となる岩は潜っている。


 ここにも中央に枝が引っ掛かっているがコースからは外れているので問題ないと判断。


 ヨシさん撮影の6コマを合成。
 左から3コマ目とその上の4コマ目の位置の間にクランク状に2度 曲がる必要がある。
 今回はほぼイメージ通りに成功。
 パワーがあり、最後の落ち込みでは一瞬上向きに。 ( 左から2コマ目 )
.


 流速が速いのでアッという間に通過。
 

 長野川合流の手前に今まで無かった擁壁ができ、用地開発が行われていた。
 

 最初の難関、Bの瀬をクリアできホット一息
 この先岩が多く長い瀬があるので要注意だ

 

 地図番号C 嵯峨沢橋上流の瀬。
 長野川合流。 クリーンセンター横。
 この手前の長い瀬で沈。
 岩に引っ掛かり、横向きになり横に並んだ2つの岩に引っ掛かり、流れに押されてひっくり返った。
 岸に近く流れが弱まっていたのですぐに乗り込み続行。
.

 嵯峨沢橋。 
 
 ここまでの動画 その1  鈴ヶ渕橋 〜 嵯峨沢橋
 
 

 地図番号D 嵯峨沢館前の瀬。 嵯峨沢館前を進む。
.

 迫力ある波を突き進み 水が跳ね上がる

 地図番号D’嵯峨沢館下突当りの瀬。  7コマ合成。 落ち込みの底にも1コマ 肩から上が写っています


 D’の瀬。水が多いので右岸側も通過できそうだ。
.

 地図番号E 二段の瀬。 1段目
.

 左の1段目、回送時道路からの姿。意外と激しい

 地図番号E 二段の瀬。  2段目
.

 左の2段目、回送時。 1m弱の落ち込み(中央)がある

 地図番号E 二段の瀬を下り終える。 水量が多いので、いつもより落差が小さくなっていた。
 

 地図番号F 吉名ロングの瀬。
 ログハウス横の梅が満開だ。直線の長い瀬
.

 地図番号Fの瀬を下り終える。 
 3枚合成。 この手前で岩に引っ掛かり反転し後ろ向きに下った。 途中振り返ったが、岩が多く戻す事は困難と判断し、一応逆方向のコントロールをしながら降りた

 地図番号F うふふの瀬を下り終える。
 うふふとは、ホテル雲風々(うふふ)のこと。
 下り終えると建物の一部とプールが見える。

 この先伊豆慶友病院横までの撮影失敗で残っておらず
.

 田沢橋手前、右岸寄りの「 田沢橋上流の瀬 」の中央にある大岩がポアオーバーしており、乗り上げ、落ちたホールを抜けきれず横に向かされ沈。 田沢橋まで流され、ヨシさんの助けも戴き再乗艇しようとしたがバランスを崩し、乗り沈。 情け無かった
 田沢橋の下をくぐり、オリーブの瀬手前の浅瀬にたどり着いた。
 
 ここまでの動画 その2  嵯峨沢橋 〜 田沢橋




 地図番号L オリーブの瀬。 流れが狭まり大きな岩が横にあるので流木等がないかもチェック
 以前、竹が横たわっていたことがあるので要注意個所だ.


 オリーブの瀬を下り終える。水が多いので右岸側(向かって左側)も流れがあり下れそう
 落ち込み手前の左岸側の竹が雪の重みで垂れ下がり流れを塞いでいたので通過に神経を使った
 


 地図番号L オリーブの瀬。 横長なのでスクロールバーで移動し右までご覧下さい
 ヨシさん撮影の11コマを合成。流れが集中し落ち込みも激しかった。
 いつも以上に流速が速いので落ち込みでの安定を確保するためパドルを差しながらアッという間に通過した。
 


 
地図番号M 田沢橋下流直線の瀬。
 

 
地図番号M 田沢橋下流直線の瀬。
 長い直線の瀬の最後は大きな落ち込みになっていた
 

 N洞窟の瀬の手前。 最後に岩に引っ掛かり沈。
 流れの途中の大岩に掴まり再乗艇した。
 右および下の計3枚が経過。
 

 途中で沈し、対応する私を撮って下さった
 

 岩の下に舟を移動し乗り込もうと苦戦
 流れも速く フットエントラップメントに注意しながら行動。
 数分の間 ヨシさんが見守って下さった
.

 下は瀞場なので取り敢えず脱出
 

 地図番号N 洞窟の瀬。 
 瀬を降りた正面に2つの地面が割れたような洞窟があることから命名した
 

 地図番号N 洞窟の瀬を下り終える。
 向こうの斜面は北側なのでまだ雪が残っていて縞模様が美しい

 地図番号P 矢熊橋上流の瀬。 落ち込みが大きく岩が障害となっている 事があるのでいつもスカウティング
 今日は水が多いのでドーンと下れる。
 

 矢熊橋 橋の下もチョットシタ瀬だ
.

 

 矢熊橋下のウエーブでサーフィン。
 私は腹筋がイッパイイッパイなので控えめに。
 
 ここまでの動画 その3  田沢橋 〜 矢熊橋

 

 地図番号Q 矢熊橋下流の瀬。
 更に右の写真の長い瀬が続く
 

 地図番号Q 矢熊橋下流の瀬

 地図番号R 青羽根出口の瀬。
 ラストの波がいつも大きいので気を引き締めて突入
 最寄りの青葉根地域の船原峠への交差点が 出口という名称なので使わせていただいた
 

 地図番号R’ 湯の国会館の瀬。
 突き当たりにテトラポットがあるので早めに右へ。
 でも、今日は流れが強く岸に押しつけられ、危うく岩に乗り上げそうになった
 

 地図番号S’狩野ドームの瀬手前

 

 狩野ドーム手前。 いつも印象的な大岩。
 この先狩野ドーム前の瀬も気が抜けない

. 大岩の後のエディに入ろうと旋回
 

 雲金橋

 この先地図番号Sの雲金橋下流・ラストの瀬。
 いつも水が少なかった時は右岸側べったりで進んだが、回送時のスカウティングで中央突破コースが良いと判断していた
.

 Sの瀬を、朝到着時に撮影。 ホールが大きく巻きが強いので避けるコースをイメージ。
 いつもとは異なる中央突破のコースと決めて望んだ。
 イメージ通りのコースで下れた。 動画撮影に失敗したのが残念
 

 10:50 ゴール
 

 帰路の箱根新道。大観山・箱根町IC付近。雪が残る
 朝は霧が濃く、箱根峠付近は視界10mほどだった
 
 ここまでの動画 その4 矢熊橋 〜 柿木川合流;ゴール
.


 ・ 前夜からの雨で嵯峨沢橋水位が明け方に1.8mまでに上昇し、下る頃には20cmほど低下した。
  土色まではいかないが緑色をしており透明度は良くないが、パワフルで楽しい迫力ある流れだった。

 ・ いつもは頭を出している岩も水面下に沈み、透明度が良くないため引っ掛かることも多かった。

 ・ 合計沈4階の沈の反省
  1) 長野川合流手前、岩に引っ掛かっり回転させられ下の2つの岩に横向きに止まり浸水
  2) 洞窟の瀬とテトラの瀬の間の直線の瀬のラストで岩に掛かり傾斜。
   すぐ下の岩で止まり、強い流れの中フット・エントラップメントに注意しながら、下の瀞場まで降りた。
  3) 伊豆慶友病院の先、右岸に寄った瀬の中間にある大岩の後のホールに落ちつかまり横向きにされ沈。
   いつも左岸に出来る限り寄って進むが、ポアオーバーしていて、岩の位置の認識が甘く岩を乗り越えた。

  4) 3)で流され田沢橋の下にたどり着き、再乗艇使用としたときバランスを崩し乗り沈。

 ・ 冬の間、ほとんど運動もせず筋力が低下したのをマザマザと実感。
  2段の瀬に着いた頃は腹筋がイッパイイッパイになっていた。 結果パドリングも俊敏性と強さが無く
  方向転換やエディインの力が衰えているのを痛感。
  ヨシさんのアドバイスも戴き 帰宅以降腹筋運動と散歩をしながら回復に努めている。

 ・ 最高水位は2013.7.18 No.142 嵯峨沢橋 1.68mで 8cm高く土色の濁流だった。今回はこれより8cm低。
  その時は沈無しだったが、今回の沈4回は、明らかに筋力低下も大きく影響している

 ・ とはいえ、パワフルな楽しいダウンリバーだった。
 

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