大井川 カヌーツーリング No.162
 奥泉 〜 千頭  2014.4.6 (日)

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 ヨシさんと狩野川を下った後、大井川を翌日下るため川根本町・千頭に向かった。
 長島ダムの放流量が10トン程度続いているので前々日の雨で充分下れるだろうと考えた。
 ( 大井川ダムの放流量を問い合わせられることをHi-deさんに教えていただいて覚えているが。 )

 夕刻 到着すると茶色の流れが勢い良い。 雨も降っていないので翌朝には落ち着くだろうと想像できる。
 以前、下ったときの前日はもっと激しい流れだったのと、寸又川より上流は濁っていなかったので同様ではないかと。

 夜中に軽い雨が降っているのを感じながら 翌朝、6時前に起床。
 なんと気温3℃だ。 上流の高い山は真っ白だ。

 早くに起きたので、ノンビリ準備をし先ずはスタート地点の奥泉に装備をデポしに行くことに。
 この春のダイヤ改正で大井川鉄道の列車本数がずいぶん少なくなったので、電車回送が不便になった。

 井川ダムまでのトロッコ列車も、始発が以前8時台だったのが 9:12、奥泉までは寸又峡行きのバスも利用できる。
 奥泉に車を置き、先に下ってから列車かバスで回送かと迷いながら、
 途中川のスカウティングをしながら奥泉に向かった。
 予想通り、寸又川から上流は、笹濁りだが、ブルーだ。

 6:50 奥泉の河原にデポを完了したが、谷間には未だ陽が差し込んでおらずスタートするには早すぎる感じなので、
 車を千頭に置きに行くことにする。 国道では10分ほどなので、森の泉など測道を川の様子を見ながら回った。

 7:10 千頭の河原に車を置き、ノンビリ千頭駅構内を撮影などしても、8時発のバスまでには30分もある。
 すると、ナント1台のタクシーが駅に入ってきた。
 川での漕艇距離は13.2kmあるが、蛇行する川を国道は串刺し状に走るので、約5kmだ。
 運転手さんに幾らくらいで奥泉までかかるか伺ったら1500円程度とのこと。
 30分待つよりは贅沢しようと乗り込んだ。

 鉄道の本数が激減したなどの話から、 この周辺は都内から350kmを越えるため、バス運転は2人必要なので
 採算上観光客が激減してしまったとのこと。
 なんと、例の関越側壁バス衝突事故による規制強化の影響だ。
 少しの位置関係からで街の観光情勢も大きく影響するものだとしみじみ感じた。

 奥泉まではすぐに到着。
 

 6:50 奥泉駅前の河原にデポ完了


 デポの様子。 奥に最初の流れが突き当たる瀬が見える。
 

 千頭駅。さくらも満開
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 大井川鉄道本線はSLが運転されている。
 なんと、機関車トーマス?
 

 8:10 タクシーで戻り、ドライスーツに着替えて準備完了
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 最初の突き当たりの瀬を下り終える。結構激しく流れがぶつかっているので早めに右に
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 振り返ると奥泉駅の向こうに雪を被った山。美しかった。
 

 驚いたことに新緑が芽吹いた樹もある
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 崖に咲くミツバツツジが美しい

 2本の川根路橋
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 振り返ると川根路橋が美しかった

 天然のシャワーから右岸寄りの瀬を下り終える
 まだ車の残骸が残っている
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 8:35 小山トンネル東側付近。
 下パノラマが朝にスカウティングした場所

 ここの地形は面白い。左奥が県道77号線。その先に八木キャンプ場・もりの泉などを抜けて流れがある。
 右奥は上流。 川が約4.5kmが県道を挟んだ僅か100mを流れている


 大沢橋。 振り返ると三角おむすび山だ


 白沢橋下流にも桜!
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 遊湯橋
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 堤防に桜並木

 八木キャンプ場。 今日は左岸寄りコースを進むことにした

 

 左岸寄りの小さな落ち込み
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 八木キャンプ場前の二股の合流を振り返る。
 両方ともラストの合流地点が大きめの落ち込み。
 

 9:10 日帰り温泉 もりの泉通過
 ここまで1時間と順調
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 八木橋。 橋の下が嫌らしい流れなので注意しながら進む

 昇泉橋。右に薄く見えるガードレールが県道77号線
 
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 9:30 1時間前に通過した小山トンネル東付近の下流
 左側100mには4.5km上流の流れがある

 ミツバツツジも満開で美しい
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 川根小山駅付近。桜満開
 この付近でトロッコの1番列車の音を聞いたが林の中で姿は見えず
 

 10:15 寸又川の鉄橋が見えてきた。
 この中州でトロッコ列車を待ち休憩
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 左:大井川上流、右、寸又川・横沢川。 案の定こちらは泥水だ。境界線がくっきりで面白い光景だ。
 大井川上流からより水量が多いので、この先一気に濁る
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 10:32 トロッコ列車が通過。 日曜なのに観光客も少なそうだ。
 以前は写真を撮り手を振る人も多かったのだが、チョット寂しい感じ。
 

 トロッコ列車後部動力車
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 前部車両。折り返し運転なので前後に運転席がある。

 「 せっそ 」のヘッドマーク
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 10:40 寸又川合流をスタート。 合流後左岸による小さな瀬で水は混ざりうす茶色に。.

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 寸又口橋
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 寸又口橋を振り返る左岸に桜並木
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 長い桜並木
 

 トロッコ列車の土砂止めコンクリート壁
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 両国吊り橋

 新緑と桜、桃の競演
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 川根大橋が見えてきた。 もうすぐ千頭 ゴールだ


 川根大橋左岸に桜と桃の並木。
 

 11:10 ゴール。
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 駐車場までは30mほどライニング

 対岸に桜並木
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 まだ11時で余力もあるので、青部あたりまで進み電車で戻ることを考えたが
 青部発の電車が12:09、それを逃すと16:16だ。
 1時間で下り、着替えることは厳しいので断念した。

 ダイヤ改正前だとほぼ1時間毎にあったのに...
 
 大井川 ダウンリバー 総集編 動画




 おまけ画像。 大井川鉄道千頭駅構内。 左にSLの転車台。右が大井川本線ホーム。奥にトロッコ列車のホーム
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 左の朱色車両がトロッコ列車。 SLはトーマスの装飾だ。初めて見た。この機関車で季節により週1〜2度運転される


 帰路も東名高速の桜を眺めながら、やけに道が空いていた。途中から天候が悪化し一時みぞれが落ちてきた


 箱根に登るとなんと雪
 

 路面はシャーベット状だった。
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 ・ 大井川でも桜を期待して出掛けたが期待通りの満開、新緑も淡く美しく、ミツバツツジの紫も華やかだった。

 ・ 水量は適度、瀬も思ったより迫力があり楽しめた。
  冬以来、桂川や狩野川の激しいところが多く、瀞場が無い川だったが、
 久しぶりに漕がなければ進まない区間が瀬の後に来るノンビリできるDRを楽しんだ。

 ・ 大井川鉄道、本線、井川線とも列車本数が減り、回送には大変不便になり残念。
  時刻表を調べしっかり計画を立てる必要が強くなった。

 ・ 2日連続のDRを楽しんだ。

 ・ 昨夜長男から連絡が入り、明日は埼玉に向かい、 明後日茨城の福岡堰で静水花見カヌーの計画が急遽決定。
  忙しくも楽しい4日間になりそうだ。
 

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