ビデオカメラをヘルメットに取付 工作  No.167特
  2014.5.25

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 これまで使用していたデジカメで、大きな瀬などではムービーで撮影していた。
 画像での迫力と、瀬の中でパドリングを優先するため。

 しかし、カメラの仕様から 320x240の小サイズ画像しか利用していなかった。
 その大きな理由は、640x480サイズでは電池の消耗が激しかったためである。

 カメラは小型三脚をライフジャケットの胸ベルトに挟み込んで撮影している。
 そのため、パドルのシャフトの動きが画面を遮るように写り煩わしい。
 瀬が軽い場合は、パドルのシャフト中心を顔まで上げて漕いだりもしているが
 瀬が激しい場合はそうもしていられないことも多い。

 たまにムービーカメラを調べていたが、型落ちで安価になった機種が見付かった。
 そこで、試しに購入し使用してみることにした。

 静止画はこれまでのカメラで撮影し、ムービーカメラはヘルメットに取り付けることにした。

 購入した機種 : JVC GC−XA1
 通常2万円超のところ1万円を切る価格で購入できた。
 耐水5m、水中使用は30分という仕様で、水に対する耐力は疑問もあるが
 安価なので軽く試す気になった。



 ・ 寸法 W 74 H 53 D 35 mm、 126g (バッテリー含) という小型軽量

 ・ 撮影画像 1280x720 30P で電池寿命 約1時間。十分な容量とは言えないが、予備電池を購入することも検討する。
 


 シュー取付部分のみが取り外せる三脚が手持ちにあったので、これを利用することに。
 

 仮置きし、試しに撮影し画角や方向を試して取付位置と方法を検討

 シュー底部をヘルメット局面に合わせるようにヤスリ掛け
 

 ヤスリ掛けしたシューの底面。

 取付状態を紙で仮に作ったブラケットで確認。
 

 銅板 板圧0.5mmに罫書き加工する

 1枚切り出したブラケット。 30x70mm
 

 

 万力にクランプして曲げる
 

 曲げ完了

 パーツ一式。 2つの銅板製ブラケットと挟み込み用ステンレスバー (市販品を切断)
 

 ヘルメットに取付。 ヘルメット内側にはステンレスブラケットを渡し外部の銅ブラケットとで挟み込み。

 横方向の姿
 

 後部からの姿。黒いレバーはシュー着脱用

 カメラをシューに取付。撮影状態
 

 
  ・ 意外に良い状態に取り付けできた。
  銅板厚 0.5mmは 1mmにしようか迷ったが、加工し易いし十分かと思われる。
  むしろ、ヘルメットの曲面に沿わすように自然に曲げられるメリットがあった。
  安定性の点での強度は十分で振動等で振れることもない。

  手持ちにアルミ板があったが、脆性(ぜい性)に難があり、何回か曲げると破断するため、
 その性質が優れている銅板を使用した。

 ・ 頂部にある電源スイッチ、録画・停止ボタンは形状がハッキリしており、スタート/ストップでブザー音を発するので
 ヘルメット装着したまま手探りで操作も可能そうだ。
 Wi-fi でコントロールも可能だが、スイッチでのコントロールで充分そうだ。

 ・ 重量としては約200gで少しヘルメットが重くなった感は否めないが、許容範囲だ。

 ・ 装着する事による危険性もさほど心配なさそう。
  銅板でのエッジも コーナーRとバリ取りを十分に行い問題なし。

 早く実写してみたい。
 
 

 ヘルメットに取り付けた状態で、中腰で歩いての試写 動画



 

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