利根川  カヌーツーリング No.170
 小松発電所取水堰 〜 銚子橋  2014.6.19 (木)

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 ヨシさんから誘っていただき、2人で水上へ。
 これまで、ベテランが下る湯原観測所水位で3m越えで
、竜が瀬などを見学したことがあるが
 
スキル不足と敬遠していた。

 今回2.7m程度で落ち着いているので、頑張ってみようと連れていって戴いた。

 前泊し、道の駅水上水紀行館集合。 AKIKOの瀬の下見を兼ね、与謝野晶子歌碑公園まで
朝の散歩
  
 紅葉峡から諏訪峡までのコースとのこと。
 今まで、区間の様子など 何も解らないのでヨシさんに全て教えていただくようお願いした。

 ゴールの銚子橋からスタートの小松発電所取水堰に回送

 * 傾斜 100mあたり平均 単位[m]:精度は概略

 
場所 距離 標高 傾斜 記事
 向山橋  0  529  0.56  
 初代向山橋  0.25  526
 奥利根スノーパーク
 廣瀬橋  1.7  519  
 小松発電所取水堰  1.8  519  
 小松発電所取水堰  0  519  1.0  Start
 湯桧曽川合流  0.08  519  
 ダイナマイト  0.32  517  
 マダムキラー  0.4  516  
 M.Kから2つ目の瀬  0.9  513   沈ポイント
 JR上越線第八利根川橋梁  1.3  509  紅葉峡遊歩道橋
 奥利根館
 水明荘前  2.1  497  吊り橋
 JR上越線第七利根川橋梁  2.4  495  紅葉峡終わり
 分流:モンキーコーナー  2.5  495  1.06  
 JR上越線第六利根川橋梁  2.7  489   線路を斜めに横切る
 谷川橋  3.2  486  
 水上諏訪原公園吊り橋  4.0  478  
 湯原橋  4.3  476  1.0  水上峡始まり
 水上橋  4.9  475  
 紅葉橋  5.2  470  水上峡終わり
 笹笛橋  5.8  459  1.08   諏訪峡始まり
 竜が瀬  6.0  457  
 諏訪峡大橋  6.1  457  バンジージャンプ
 フリッパーズ  6.3    
 ショットガン  6.4    
 メガウォッシュ  6.6    
 銚子橋  7.0  446   諏訪峡終わり
 ゴール  7.1  446    
 小松発電所取水堰から
 区間全体
 7.1  −  1.03  
 初代向山橋から 区間全体  8.6  −  0.93  

 湯原 2.77m  藤原ダム放流量 27.2トン


 紅葉峡を下る 動画

 

 
小松発電所取水堰で準備を進める。
 けっこう緊張していたのであろう、バッグに入れて置いたグローブと時計を付けずにスタートしてしまった。

.

 日差しが強いので木陰に膨らました艇を置く。
 堰下側のスタートポイントに向かう。

 堰下側のスタートポイント
 オー! 久しぶりの緊張が走る
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 9:15 スタートし、すぐに湯桧曽川の合流点を過ぎ
 早速迫力ある瀬を通過し振り返る

 9:20 ダイナマイトのスカウティング
 見た目さほどで無さそうだが落ち込みが大きい
.

 9:28 意を決してダイナマイトに突入

 ダイナマイトを下る
.

 流れが捻れているので左に傾斜、危やのところローブレイスで何とかクリアしてホッと胸を撫で下ろす
 

 9:30 しばらく進むとマダムキラーのスカウティングと告げられ慎重に進む
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 左岸側に上陸する

 マダムキラー全貌。 ポイントが少し離れているが激しそうだ。 突き当たりの岩に流れが当たっている
 マアマアのパドリングでクリア。 名前を聞いたことがある2つの大きな瀬を通過し、少し落ち着く。

 水量が多いときはゴルジュでの激しさは想像できないがものすごい状態なのだろう。
.

 9:40 マダムキラーを下り終える

 9:43 マダムキラーの直ぐ下流に滝。シャワーを浴びて気持を落ち着かせる
 

 マダムキラーの2つ下の瀬で沈。  落ち込みに入り...
 ヨシさん連写をトリミング。
.

 波頭に上昇した所で...

 右に傾斜し
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 沈

 流されヨシさんに艇を寄せていただき
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 岸にたどり着き再乗艇。 9:47

 まだまだ続く紅葉峡
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 次々に大きな瀬

 大きな瀬を下り終える毎に振り返る
 

 そろそろ紅葉峡が終わりと教えられた
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 JR上越線第八利根川橋梁

 橋の下に滝、この下に瀬がありゆっくりは見ていられない
.

 9:48 紅葉峡を通過

 9:49 紅葉峡遊歩道橋
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 手前 大鹿橋 - JR上越線第七利根川橋梁。電車が通過
 

 紅葉峡を過ぎ、空が開け異なった景色を楽しめる
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 水上峡を下る 動画



 ラフトが準備していた、向こうに奥利根館
 

 水明荘付近の吊り橋
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 9:55 水明荘前を通過
 

 スリーウェイズを下り終え、振り返ると水明荘
 
 

 10:02 JR上越線第六利根川橋梁
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 岩の間を抜けると...下の広い分流地点

 流れが5個所くらいに分流している


 モンキーコーナー、 大迫力! ヨシさんナイスショット!
. 

 分流がここで合流
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 JR上越線第六利根川橋梁

 少し余裕が出てきて 楽しい瀬
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 JR上越線第六利根川橋梁下の瀬

 ヨシさんはサーフィン。私は控えめに
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 10:11 谷川橋
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 谷川橋 下流

 右岸は諏訪原公園。 ツツジが美しかった
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 県道61号のJR跨線橋

 傾斜のある楽しい瀬が続く
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 10:18 水上諏訪原公園吊り橋

 この先水上峡(温泉郷)
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 10:21 湯原橋

 湯原橋下の瀬も大きい。右岸の建物はホテル聚楽
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 時々大きな落ち込み。 ストリッパーズか?
 

 水上ウェーブス付近
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 左岸は水上館

 温泉街の真ん中を直線で貫く
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 10:24 水上橋

 小さな滝で癒される
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 紅葉橋が見えてきた。
 

 これで水上峡は終了
.

 

 水上峡を振り返る
 

 10:28 紅葉橋
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 朝に散歩して紅葉橋を渡った
 諏訪峡を下る 動画

 

 右岸は道の駅水上紀行館
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 道の駅から上流方向

 AKIKOに突入。岩が多く見えたので注意
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 朝の散歩でAKIKOをスカウティング
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 AKIKOを下り終える

 AKIKOを下り終える
 

 AKIKOの先は笹笛橋。右岸側の与謝野晶子歌碑公園
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 朝の散歩で与謝野晶子歌碑公園
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 いくつもの歌碑が並んでいる

 右、有名な「君死にたまふことなかれ」の歌碑
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 「君死にたまふことなかれ」の歌碑

 10:37 諏訪峡区間に入り いよいよ竜が瀬。
 左岸の遊歩道からスカウティング
.

 遊歩道からスカウティング

 
 


  横幅が長いので、バーでスクロールしてご覧下さい


 竜が瀬。最後の落ち込みは「悪魔の階段」 大きな落ち込みと複雑な水の動きだ。緊張する!
 


 諏訪峡大橋。バンジージャンプが行われている。
 怖そうだ。

 昨年対岸の階段(ラフトの右)まで降りてきて偵察した記憶が甦る。 その時の水は多めだったので渦巻いており、とても下れるように思えなかったのだが、とうとう来た!

 10:50 いよいよ竜が瀬に突入


 諏訪峡大橋の真下付近で少し流れがスムースになり撮影
 が、白飛びが激しく残念
 

 これから竜が瀬後半に突入
.

 「悪魔の階段」 の落ち込みは大きく、真下に落ちるような感覚だった。無事通過しホットする
 

 「悪魔の階段」 
 

. 諏訪峡の瀬を次々下る。 フリッパーズ

 フリッパーズを下り終える
 

 フリッパーズを下り終え振り返る
. 
 

 10:56  ショットガン

 この先メガウォッシュ
 

 

 10:58 今までヨシさんが先行して下さったが、この瀬からは私が先行し振り返り撮影。
 ナントしたことか、ヨシさんがバランスを崩した。
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 この直後ロール成功、流石だ


 もう少しでゴールとのことだが、最後になってやってしまったと苦笑いのヨシさん
 


 諏訪峡最後の大きな落ち込み
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 諏訪峡が終了しヨシさんはバウステの練習

 11:02 銚子橋

 銚子橋下流がゴールだが、最後に瀬を楽しもうと100mほど先まで
 

 11:06 ゴール。向こうに銚子橋。

 おまけの瀬を下り堤防を歩き戻る。
 昨年は、ここから月夜野区間をスタートし思い出深い風景
 

 昼食はR17沿いの永井食堂。 知っている人に人気のようで到着時は10人ほどの行列。
 回転はよいので直ぐに入れた。
 左、食堂。 右、土産専門の窓口
 

 名物 モツ定食。590円と格安なのにボリューム タップリ。 茶碗が普通に見えるが小どんぶりほどの大きさ。
 モツ煮が好きで美味しかった。

 残すと叱られるので、ハンライスとか、薬味や漬け物も要らなければ注文時に断るよう注意!
.

 
  ・ 初めての水上紅葉峡〜諏訪峡。 水は少な目だったが充分迫力があり、
  私にとっては むしろこの位の方が良いと感じた。
  水が多いとゴルジュの紅葉峡は、とんでもない豪快な流れになると想像できた。

 ・ ヨシさんがポイントを教えて下さり、スカウティングもしながら下った。
  細かく気を配って下さり、すっかりお世話になりありがとうございました。
  お陰様で大変楽しいダウンリバーだった。

 ・ 紅葉峡、マダムキラーの2つ下の瀬で斜めの波に乗り上げ、傾斜して沈。
  あわやという瞬間が何度か合ったが、沈1回で区間を下れたのは嬉しい。
  しかし、このところ斜めの波に乗り上げ傾斜して沈することが目立っており、対策を習得する必要がある。
  久しぶりに明確な課題が見付かった。

 ・ この時期でも残雪がある山の水が流入するので水温は低く、ドライスーツの首のラテックスゴムを修理中だが
  途中段階だが持参し使用して良かった。
 
  [ 水上の水位についての考察 ] 2014.6.27 追記

・ 翌週も水量があればこの区間を下る計画に誘っていただいた。
 しかし、2日前に40cm程度急に減少した。
 これでは、計画中止とのことで諦めていたところ、
 前日朝にある程度水位が回復していた。

 なんとも気を持たせる変化だ。
 流域に雨が降ったという情報も見当たらないまま、
 翌日の見込みを知りたいと 国土交通省 水分水質データベースの情報からグラフ化し検討を行った。

 本来流域雨量なども含め検討しなければ成り立たない予測だが、個人の簡単な分析で、 神頼みに水が増えるかどうか祈るだけでなく多少は科学的な予想ができないか、
初段階での検討結果である。

 ・ 水上の漕艇区間の上流 流路距離4.9kmに藤原ダムがある。
  有効貯水容量 35,890,000 m³

 ・ 湯原水位と比較しても藤原ダムの放流量に大きく影響を受けているのが明らかである。
 これに流域の降雨が影響している。

 ・ 藤原ダムの更に15km上流に矢木沢ダムがある。
  有効貯水容量 175,800,000 m³

 その途中に須田貝ダム 有効貯水容量 22,000,000 m。³

  この他支流に奈良俣ダムがあり、その放流も合流する。
  有効貯水容量  85,000,000 m³。 矢木沢ダムの約半分の容量。

 今回はグラフ掲載までだが、多少の参考になれば幸いである。




 

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