吉野川・大歩危 カヌーツーリング No.177
 豊永 〜 まんなか 2014.9.17 (水)

   pb_home  



 私には難易度が高すぎて行くつもりはないと公言していた吉野川。
 ヨシさんの遠征計画で、2年前に長良川・飛騨川飛水峡を案内して下さったキートンさんが連れていって下さるとのこと。
 YouTubeで瀬の様子を調べる内、適当な水位で大歩危なら何とか下れるかな...と感じられ同行させていただくことを お願いした。

 前夜、自宅に集合し乗り合わせ出発。
 新東名、伊勢湾岸道、新名神
を乗り継ぎ阪神高速の京橋ICに集合
 

 * 傾斜 100mあたり平均 単位[m]:精度は概略

 場所 距離
 km
 標高
 m
傾斜
 *
 記事
 豊永スタート  0  195    
 豊永大橋 0.8  187  1.0  
 3段の瀬 2.9  177  0.48  
 岩原の瀬 3.5  176  0.67   
 大岩橋 4.2  174  029  
 国境の瀬 5.9  162  0.71  
 オーバーハングの瀬 9.0  158  0.13  
 大歩危駅の橋 11.3  156  0.09  
 まんなかゴール 11.9  154  0.33  
 

  

     
 通算/平均 11.9    0.34  

 豊永 0.45m 

 道路は順調で、幅もゆったりで疲労も少なく、ノンストップで阪神高速・京橋PA(神戸)に到着。
 集合の朝6時まで2時間余の仮眠。
 首は痛くなったが、意外にグッスリ眠れ快調。

 案内して下さるキートンさんの車に乗り合わせ大歩危に向かった。
 見る機会の少ない風景と、吉野川への興奮で、車中でも全く眠気がなかった。
 

 明石海峡大橋。 淡路島に渡る。
.

 もうすぐ淡路島。

 淡路島は大きく 小一時間走り大鳴門橋へ
.

 いよいよ四国に入る。鳴門の街。

 徳島道からR32を走り吉野川の瀬が見えてきた。
.

 睡眠時間が短かったのが嘘のように目が冴える。
 興奮しているためだ!

 高い所を国道が走っているので 遠目では瀬も軽そうに見えるが、これまでの経験で、これは生易しい瀬ではないのを感じ緊張する
.

 

 9:30 ついにスタート地点、豊永。
.

 準備を進める。
 今回は瀬の大きさの対策で、タンデム艇を使うことにした。
 瀬での安定性と、沈した後の再乗艇が可能のため。
 また、足の踏ん張りのためBandit用の枕シートを足に配置
 これで驚くほど安定性が向上したのが後によく解った。
 直ぐ下から豊永上の瀬が始まる
 

 豊永上の瀬。 やはり、波が激しい。


 艇の大きさで安定性があり、少し落ち着いて来た。


 豊永下の瀬。 長い瀬だった


 豊永の瀬を一気に下り 一息。
.

 10:22 豊永大橋
.

 水に映る岩と緑が美しい。
 瀬の後に瀞場があるのでホットする。
 

 先に行くキートンさんが下に見える傾斜だ
.

 ヨシさんも楽しそうに下る
 

 大きな岩を縫うように流れを進む
.

 

 10:45 3段の瀬に到着
.

 3段の瀬をスカウティング

 3段の瀬をスカウティング。 比較的ストレートのようだが傾斜があり流れが速く、隠れ岩もある

.

 3段の瀬をスカウティング


 3段の瀬の航空写真
 

 3段の瀬に突入
.

 3段の瀬を下り終えホットする
 ここまでの動画 豊永〜3段の瀬




 ホットしコース取りの反省、マアマアか。キートンさんに良かったとの言葉を戴き嬉しそう


 岩の先には岩原の瀬が控えているので手前で心を落ち着ける


 朝スタート地点に向かう時スカウティングした岩原の瀬


 岩原の瀬の航空写真。 右上がモンベルのベース
 


 岩原の瀬のラスト、波があるうちにシャッターに手を伸ばす余裕が出てきた。
.

 11:10 モンベルのベース下

 これが聞いていた「タタミ」か?
 1畳ほどのスポンジのような板の上に乗っている。
.

 11:15 大岩橋

 流石に激しい吉野川。波が艇に襲いかかる
.

 艇が長いので、ホールも少し安心

 ヨシさんが快調に下る
.

 

 11:35 国境の瀬をスカウティング。 コース中最大の瀬だ
.

 コース途中に岩が点在しコース取りが難しそう
 お二人は右岸側から中央へのコース。私は左岸側から中央へのコースを選択。


 国境の瀬の航空写真


 国境の瀬を下り終えサーフィン。


 国境の瀬を下り終え私もサーフィンに挑戦。 流れが強いのと臆病で入りきれず
 

 2人の降下を撮影して下さるキートンさん
.

 3人無事に下り終え笑顔

 12:00 国境の瀬の下で昼食。
.

 国境の瀬の下で昼食。
 ここまでの動画 岩原の瀬〜国境の瀬




 昼食を取り更に下る。 次々激しい瀬が。
.

 なんでも無さそうな流れのようだが、ヨシさんの艇は波の谷間で見えない


 岩の景観も美しい、流石 大歩危峡という観光名所だ。


 12:40 オーバーハングの瀬


 オーバーハングの瀬に突入


 逆斜めの岩に流れが向かっている。水が増えるとアンダーカットに引き込まれそうで恐ろしい


 オーバーハングの瀬を下り終え振り向く。岸の岩に激しく流れが当たっているので水が多いと危険だ。


 瀬を下る連写を合成


 時折岸が砂浜のようで傾斜になっている所がある。 カヤックでサンドスキーもできるそうだ


 大分慣れてきたので楽しく下る

 

 大歩危駅の橋
.

 道の駅大歩危?

 中央に見える大歩危の遊船乗り場 その手前がゴールだ
.

 

 最後に大きな瀬がある。
 

 最後の瀬を下る
.

 13:40 「まんなか」にゴール
 ここまでの動画 国境の瀬〜まんなか ゴールまで


 

 ゴールからは急な階段を登る。
 今回の艇は23kg+装備で久しぶりの重量。

.

 10mほど登ると息が切れ 休み休み登ったが、ヨシさんが見かねて担いで下さった。

 休みながら最後の瀬を見下ろした風景。

 

 中間地点。急なコンクリ打ちの階段。
.

 ホテル「まんなか」まではスロープ

 キートンさんは自転車で車を取りに行ってくださった。
.

 

 名物讃岐うどんの店で昼食+
.

 掛けうどんに大海老とかき揚げの天ぷら
 うどんのこしが適度で出汁が美味しく
 普通盛りなのに量が多く満腹。
 

 後で気が付いたがおでんも美味しそうだった
.

 
・ 思いがけず下ることが出来た吉野川・大歩危。
 計画して下さったヨシさん、神戸から現地までの往復と案内をして下さったキートンさん、
 大変お世話になりありがとうございました。

・ 大きな瀬がいくつもあり、岩を避けながらコースを選ぶポイントが多く、楽しい漕艇だった。
 国道・JRが併走しているのにも係わらず谷深くを流れ、静かさと自然さが強く、水と景観の美しさにも大感激。

・ 瀬の大きさを事前に動画等で調べていたので、安定性のあるタンデム艇と足の突っ張りを装着した結果、安定性は抜群だった。 お陰で沈無しで終了。
 動画で見ると大波でバウが跳ね上がる状況や、左右に振られる場面もあったが実感としては航空母艦に乗っている気分、
 贅沢だが、その結果最近のバンディットで振られ慣れているので少し物足りない位だった。

 しかし、艇の重量が重く、スタート地点では50mほど担げたが、ゴール後は水を吸い、
 体力消耗もあり階段を登ることが困難だった。
 その結果、ゴールでは ヨシさんに代わって担いで戴いてしまった。 重いのに申し訳ありませんでした。

・ キートンさん運転で、大阪に戻り市内に宿泊。翌日京都・保津川を下った。

・ 2日間での移動距離 1,400km、DR2回、
  通過した県は 神奈川、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、徳島、高知 と2府8県にまたがる大旅行だった。
 

  pb_home