大井川 カヌーツーリング No.192
 奥泉 〜 千頭  2015.5.28 (木)

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 ヨシさん、マサさんと。お二人は初めての大井川。
 新東名静岡SAで集合、スマート・インターチェンジで降り、藁科川沿いに山越えし千頭に向かった。

 直前まで長島ダムの放流量が7トン前後だったので、それなりの水量があるかと想像していたが、現地に到着するとあまりの水の少なさ、実施を躊躇したが、歩くことを覚悟して 実行を決定。
 先ずは奥泉駅に行き装備をデポして千頭に戻り、タイミングが良かったのでトロッコ列車に乗り奥泉に戻った。
 

 8:50  奥泉駅前の河原にデポ完了


 9:00 千頭に戻り3台とも車を置き、トロッコ列車で戻ることに。
 

 長島ダム 6.85ton 神座 -1.68m
 

 千頭駅。蒸気機関車が並んでいた。
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 9:12発のトロッコ列車に乗車。 1番列車だ。

 軽便鉄道規格なので小型車両、頭が天井に着きそう。
 元々はダム建設のための資材運搬鉄道だった
 

 発車しすぐに両国吊り橋。川だけでなく鉄道の上を跨っている
 

 トンネルも小さく、車両ギリギリ。
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 車窓から見える大井川。ウーン水が少ない...

 寸又川の鉄橋を渡る。列車が減速し観光案内が入る
 

 9:41 奥泉駅到着。車だと10分ほどだが30分かかった。
 

 奥泉駅前の河原、ヨシさん。 水が少ないのをなお実感
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 マサさんも準備完了

 10:05 スタート。最初の瀬を岩に掛かりながら下る。
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 2015.5.28  長島ダム 6.85トン 神座-1.68m
  [ 今回 ] 以降、以前の水位と比較画像; 今回の画像は背景を青、以前の画像は薄い水色とした。
 左岸に流れが当たる地点だが、今回は静か。 
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 2013.8.9   長島ダム 3.33トン 神座-2.77m
 左と同位置
 

 2015.5.28  長島ダム 6.85トン 神座-1.68m
  [ 今回 ]  川根路橋を過ぎ、次の傾斜のある瀬。 水路がこれほど狭いのは初めて。
 

 2013.1.23  長島ダム 2.43トン 神座-2.53m
 上と同位置
 直前に降雨があると放流量が少なくともこの迫力ある流れ
 
 

 10:20 渡谷橋
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 渡谷橋下流の天然のシャワー。この水はマアマアの量。

 マサさんもシャワーを浴びる。
 大井川ブルーの美しい青
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 私もシャワーで禊ぎ。水が冷たかった。

 天然のシャワー下流、右岸寄りの瀬。
 いつもは楽しい瀬なのだが、岩を避けるのに神経を使った
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 右岸寄りの瀬。ヨシさん撮影の連続写真を合成。
 岩に掛からないルートを慎重に選びながら下った。


 右岸寄りの瀬。 マサさんが下る。 右に今もなお転落車の残骸


 10:30 右岸寄りの瀬ラストのコンクリートの擁壁突き出し。
 今回は流れが直角に当たっているのでクランク・ターン
 

 2015.5.28  [ 今回 ] 
 長島ダム 6.85トン 神座-1.68m

 2014.4.6   長島ダム 11.1トン 神座-1.71m
 左と同位置
 コンクリート擁壁は写っていないが、左端にある。
 流れが広く、転落車まで水がある。
 

 2013.8.9   長島ダム 3.33トン 神座-2.77m
 上と同位置
 

 2013.1.23  長島ダム 2.43トン 神座-2.53m
 左上と同位置
 放流量は少ないが、前日の雨でザブザブ

 2012.4.1   長島ダム 7.0トン 神座-2.0m
 2枚上と同位置
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 2011.11.30 長島ダム 2.73トン 神座-2.26m
 左・2枚上と同位置
 初めて下り、今回と同等の歩きだった時の状態
 

 蛇行した川筋のため、上の道路の向こう側50m先に下流の流れがある地点。
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 大沢橋手前の瀬
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 10:40 大沢橋

 2015.5.28  [ 今回 ] 長島ダム 6.85トン 神座-1.68m
 大沢橋下流。マサさんの3枚連写合成。
 水が多いとポアオーバーし強いホールが出来るポイント。
 今回は岩の間をクランク状に曲がり通過。
 

 2014.4.6   長島ダム 11.1トン 神座-1.71m
 以下水色背景は、上と同位置


 2013.8.9   長島ダム 3.33トン 神座-2.77m
 

 2013.1.23  長島ダム 2.43トン 神座-2.53m

 2012.4.1  長島ダム 7.0トン 神座-2.0m
 

 2011.11.30  長島ダム 2.73トン 神座-2.26m
 

 八木キャンプ場前。

 八木キャンプ場の先。水が多いとやや大きめな瀬だが、積み石のブロックで歩いた。
 

 10:40 八木橋
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 2015.5.28 長島ダム 6.85トン 神座-1.68m
  [ 今回 ]
 八木橋の下。今まで気が付かなかったが、このような岩があった。 水が多めでこの上を通過するとき、複雑な渦を感じていたが、これが原因だったのだ。
 

 2013.1.23  長島ダム 2.43トン 神座-2.53m

 昇泉橋手前。 右岸に寄る地点がいつもは小さな瀬だった
 この区間、流れは下流に向かうが、右上の道路は奥に従い上流方向に進む面白い所だ。
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 川根小山駅手前のコーナー
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 川根小山駅手前の吊り橋

 左岸に寄る瀬、岩ゴロゴロだ。
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 大井川ブルーの美しい青

 13:00 寸又川合流、トロッコ列車の橋梁。先ほど回送で通過
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 寸又川合流の先

 寸又口橋通過。岩ゴロゴロで歩く
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 流れが先細りになり、通過できず歩いた。ウンザリの心境

 13:35 両国吊り橋と先に両国橋。
 ゴールまで あと少しだ。
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 13:50 川根大橋。やっと千頭に到着
 

 河原で幼稚園児。 格好良いところを見せようと思ったが岩に掛かり焦ったが声援を受けた。
 

 14:00 千頭駅前のゴールに到着。
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 撤収し、マサさんは日帰り、遠路のところ お帰り。
 ヨシさんと2人で翌日気田川を下ることに。
 

 今日の風呂は本川根町営の「創造と生きがいの湯」
 入浴料150円は格安。 ゆっくり浸かり気田川に向かった
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 入浴料は格安なのに、小さいが綺麗でシャンプー・ボディソープまで備えられている
 大井川ダウンリバー 総集編 動画

 

 ・ 何しろ水が少なかった。 数え切れないほど、岩に掛かり揺すって脱出。
  それでも進めない場合歩いた回数10回を越えた。

  もう少し水は多いと想像して決行したが、あまりの苦難に同行のお二人には申し訳ないことをしました。

  如何にも納得できないので、長島ダム放流量・水位との関係を過去のダウンリバーでの水の状況と合わせ比較検討したが解決には至らなかった。

 ・ 回送にトロッコ列車を利用したのは お二人が興味を持たれたので少しは救われた。

 ・ いつもは そこそこ楽しい瀬も、岩に掛かりながらやっと下る状況、いつもの面白さが無かった。
 

 放流量とDR時の水量の実感に関連性があるか、
 以下の比較をしたが、残念ながら関連性はみつからなかった。

 参考までに分析内容を記録する。

 1) 過去のダウンリバーと水位の関係一覧
 
No ページ 年月日 長島ダム
放流量[トン]
神座水位
   [m]
水の状況 水位実感 備考
1 72 2011.11.30 2.73 -2.26 水少なく、歩くこと多数  
2 86 2012.4.1 7.0 -2.0 水多し、泥色  
3 127 2013.1.23 2.43 -2.53 水多し、濁り強し、ザブザブ 10 雨直後
4 134 2013.8.9 3.33 -2.77 水多くはないが歩かず下れた  
5 162 2014.4.6 11.1 -1.71 水多し、ザブザブ  
6 192 2015.5.28 6.85 -1.68 水少なく、歩くこと多数  
 
 長島ダム放流量と水量の実感とは直接的な関係が薄いことが過去の経験から解っていた。
 そのため神座観測所の水位データを合わせて記録してきた。

 2) 上表データと、漕艇時の水量実感を下記グラフにした。



 これからも放流量と神座水位と直接的関係がないと判断できる。

 これまでの経験から
 ・ 直近の降水量の影響が多いこと
 ・ 支流からの流入が多いこと
 を感じている。

 

 3) 周辺の降水量、長島ダム放流量との関係を漕艇前10日間程度をグラフにし同スケールで並べてみた。
  水量を比較するスポットを大沢橋下流とした。



 長島ダム流入・放水量、流域平均雨量のグラフに実感(2013.1.23の最大水量に比較した10段階評価)とその時の上記スポットの画像を横並べにした。



 この比較をしても、必ずしも流入量・放流量とは比例しない。
 特に左から3番目、 2013.1.23は 最大の実感水量だったが放流量2.43トンと少ない。
 しかしこの前日多くは無いが雨が降り、路面に水たまりができていたのが特徴的だ。

 4) 長島ダムの下流、漕艇区間の上流に大井川ダムがあり、その放流量が直接影響し、長島ダムとの関連が少ないとも教えていただいた。
  下図が位置関係である。


 ・ ダム諸量
 
長島ダム 大井川ダム
集水面積(km2 534.3 537
間接流域(外数値)
堤高(m) 109 33.5
堤長(m) 308 65.8
総貯水容量(千m3 78000 788
有効貯水容量(千m3 68000 503

 これから見ても大井川ダムの規模は長島ダムに比べ約 1/100である。
 仮に長島ダムの放流が大井川ダムに流入し、そのうち 5立方メートル/秒を貯水したとすると
 ダム貯水率が空=0だとして、 5x60秒x60分x24時間 = 432千立方メートル/日となり、
 有効貯水容量503千立方メートルは1日余で満杯になる計算となる。
 従って多少の調節を行っているとしてもほぼ長島ダムの放流に従う傾向が強いと想像できる。

 ただし、渇水期に大井川ダムの貯水率が減少している状態では
 貯水のための放流制限が行われる可能性もあるので影響が出ることもありそうだ。
 


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