カヌー 個人メモ

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 個人のメモ として思いついたことだけを記述しており、
 基礎から整理された情報・技術は、他の専門サイトをご覧下さい。
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 我が家のタンデム(2人乗り)およびソロ(1人乗り)のインフレータブルカヤックでの気が付いた事を、
 自分たちに対する心構えとして ある程度の瀬のある川下りの場合を対象にメモした。

 2010.10 カヌーを始めてから2年半経過し、川下り40本経験した時点で執筆。
 2013.3  上記の後、経験豊かな友人2組と頻繁に川下りをし、カヤックスクールも受講した。
         多摩川・御岳を28本下り、桂川、飛騨川・飛水峡、狩野川上流など
         自分にとってはレベルの高い川も下り、川下り150本時点で加筆した。
  以降、順次加筆する予定。

 ☆ 自己責任

  カヌーは自然相手の楽しいスポーツ。しかし自然は常に変化し思わぬ危険性をはらんでいるもの。
  特に水の流れは巨大な力を及ぼし、想像を絶する事態が発生する危険性がある。
  橋脚や進行方向にある岩に張り付くブローチングにより何が起こるか想像できるだろうか。
  通常の常識では想像できないほどの力が作用する結果となる。
  これを理解するためには多くの事例を知る必要がある。
  自分がその事態に陥って経験するのでは手遅れだから。

  「自己責任」これは深い言葉である。 自分で判断し、万一問題発生時には他に責任転嫁しない、
  それ以上に事故を起こさないように細心の注意と判断・決断までを含むことだと考えている。
  危険の可能性があると察知されたら中止するのもその一つ
  事故を起こし 自分で責任をとると言っても、少なからず社会や周囲の人間に影響を及ぼす。
  それまでを含めて理解し事故を回避することこそが責任をとると言うことであると思う。

 ☆ カヌー用具

 ・ カヌー本体 、 パドル 、 ライフジャケット、 ヘルメット : 必携4点セット
  ヘルメットは 湖や 全行程で水深があり、流れの中に岩などが無い場合は省略してよいか?
  大きな瀬はなくとも 流れがあり沈したときに岸辺や川底の岩などに接触の可能性がある場合は必携。
  川の流れは瀞場を除き 数km/h、速い瀬では 20km/hを越える。
  例えば、4km/h 歩く速度でコンクリートの壁に避けずに頭を当てたらどうなるかと考えれば理解できるだろう。
 ・ サイブレイス ; 脚の固定バンド ; 投げ出され防止 : 瀬のある場合は必携。
   大きめの瀬、落ち込みでは インフレータブルカヤックの場合、トランポリンのように跳ね上げられる。
   中級クラスの川を下る場合、フェリーグライドやエディイン、ストリームインなどには絶対条件とまで言える。
 ・ エアーポンプ : 艇に積んでいく
 ( 途中で空気不足対策 :トラブルによる空気減ばかりでなく、低水温で気圧が下がることもあり。 )
 ・ インフレータブルの場合、 電動ポンプで大容量を入れ、ハンド/フットポンプで圧力アップが楽
  : カーバッテリー タイプと充電タイプあり ) 

 ・ 服装 : 水を吸収せず乾燥しやすい素材
 ・ シューズ ウォーター用が望ましい。 川底は滑りやすい。滑りにくい素材・構造の物
 ・ 寒冷時 :防寒用ウエア ex) ドライスーツ、パドリングジャケット ( ハイポサーミア予防 )
  関東以西で夏以外 11月〜翌年3月まではドライスーツが必須。
  初期にウエットスーツ・パンツを購入したが、脱ぎ着の大変さ、体への圧迫、本格的な寒さでは体温放出大。
  ドライスーツはソックス付きが良い。( 購入したのはソックス無しで後悔 )

 ・ 紫外線対策用品 ・ サンオイル、サングラス + バンド:紛失防止
 ・ 防水バッグ : 持ち物用、貴重品用 大小2つあれば便利
 ・ スローロープ、ホイッスル、リバーナイフ : 非常時対応
 ・ 地図 ( 川地図、地形図 ) 必要なら回送用交通機関の時刻表、タクシー会社電話番号...
 ・ 食料、飲み物 : 休憩、食事実施時。 晴天の場合は喉の渇きが大きいので飲み物は多めに
  移動中ばかりでなく、準備で汗だくになり水分が必要

 ☆ パドリング ( 初級の初期編 ) 

 ・ パドルの持ち方 : 肩幅よりやや広め、 右手はしっかり持ち、左手は軽く握る。
 ・ パドルのブレード面を水に直角に入れる。 ボートを漕ぐより水平面との角度を大きく 深く入れる感じ
 ・ 右手でブレードが水面に直角になるように握り、右を漕いだら左でのブレード面が同様に直角に入るよう
  手首を返して角度を調整する
 ・ タンデムの場合、前の人は周期を一定に漕ぎ、後ろの人がそれと同じタイミングで左右を交互に漕ぐ
  2人が同方向を漕がないと、パドル同士がぶつかる
 ・ 姿勢は直立、やや前傾
 ・ 特に瀬を通過する場合はサイブレース(足固定ベルト)装着。

 ☆ パドリング練習 ( 初級の 初歩編 )

 ・ 最初は静水で直進できるよう、次に力のバランスで直進・方向変更が自由に出来るよう
 ・ 緩やかな流れで上流に向かって上記の基本動作が出来るようにする
 ・ 瀬のある川を下るためには 漕力アップとスイープ、ブレーキ
 ・ エディキャッチ と ストリームイン : 図解で分かり易い下記サイトの説明参照
   緩やかなエディでは何もなく出入り出来るが、強い流れ/エディではテクニックが必要 : タコツボエディ
 ・ 漕法説明(フォワード、スイープ) リンク 
   漕法説明(エディキャッチ、ピールアウト、フェリーグライド...) リンク(2)
 ・ フェリーグライド
  一般に、川を横切るときのテクニックとして紹介されているが、上陸地点で本流から岸までオーバーラン防止
  岸に寄りたいが下流に大きく流されそうなときに応用で効果あり。
  例えば突然下流に釣り人発見時、岸に寄せようとしても流され間に合わないとき、
  上流に方向転換しフェリーグライドで岸に寄ることで間に合う可能性が高まる。
  更には先に危険な障害物を発見して回避する場合、方向転換では間に合わない場合にも有効。
  2012.6 空知川で雨の日、50m手前でストレーナ発見、手前は傾斜の瀬で 上記テクニックで回避し上陸。
  そのまま方向変更のみで寄せようとしていたら突っ込んでいた可能性大。

 ☆ 危険察知 ( 初級の初期編 )

 ・ 川の危険性・可能性の認識・再確認 リンク  左のメニューにある項目も必読
 ・ 川の事前調査必須
 ・ 川は水量で全く異なる様相を示す。その川が同じ川でなくなる。 水量の調査と状況把握が重要
    力量を越えた水位、増水時には漕がないこと厳守
 ・ テトラポットや流木・立ち木・針金・鉄筋などのストレーナとなる障害物は最大の注意
 ・ 人工物 ( 堰、橋脚、テトラポット 等 )は危険性大 近づかないこと
 ・ 大きなウエーブの向こうに大きなバックウォッシュがないか。(大きなホール) 不安なら事前にスカウティング
 ・ エディーの規模に注意。 引き込まれないか
 ・ 大きなホールやタコツボエディに引き込まれ循環(浮き・引き込まれ)になったら
   そのままでは脱出できなく永遠に繰り返す恐れ → 水中で体勢を変える(手を広げたり、角度を変えたり、体の形を変える等)    最悪ライフジャケットを脱ぐ(と聞いたが最後の決断だろう : 浮力のバランスが変わり動きが大きく変わる可能性 : その後が心配だが
 ・ ホライゾンラインは事前スカウティング必須 滝か堰堤か、どの程度の落ち込みか
   心配があるようなら迷わずポーテージ
 ・ 川に物や車を置いておく場合、増水により流されないかをチェック
 ・ 上陸して休憩する場合、自分の艇が流されないよう。 ロープで固定物に締結、岩で流されないようブロック等
 ・ カヌーの上にライフジャケットやパドルを乗せておかず、陸地上に置くように心がけている。
   流され始め追いかけるのにこれが無いと命取りのリスク増大。

 ☆ 危険回避
 ( 初級の初期編 )

 ・ まずは複数行動必須、単独行動は避けるべし レスキューできずとも通報による支援・救助の可能性もある
 ・ 水に入るときはライフジャケット装着厳守
 ・ 岩にぶつかりそうなときは、岩から逃げる上流方向に体重移動しない、下流の岩側に寄るくらいの感じにする
  ( 逃げる方向では艇に水が進入し沈は必至 、 恐れず重心コントロールを )
 ・ 流れがあり膝〜腰までの深さの川の中では立つのは厳禁 : トラップの危険性
  ( トラップされ流れで倒され呼吸不可能になる危険性 )
 ・ 大きなホール、強いエディは脱出不可能で水中に引きずり込まれるので避ける
   危険なら事前にルートを変え避ける
 ・ 沈は危険の第一歩。 沈で再乗艇すれば良いのではなく、リスクを受ける可能性が急増
  ( 沈する可能性のある状況を極力回避、ただし万一の沈に備え 安全な場所での体験は必要 )
 ・ 沈の後、ストレーナーに入り込む危険、水中や周囲の岩等との衝突・ブローチング、水中障害物に捕捉、等々危険要素増大
 ・ ホリゾンタルライン発見の目を養う。経験していないと意外と気が付きにくいし危険性大の場合が多い。

 ☆ セルフレスキュー ( 初級の初期編 )

    セルフレスキューとは、沈、脱艇してしまった時に自ら行う安全確保・再乗艇活動
    異常事態時、他からのレスキューを期待するよりセルフレスキューが基本姿勢

 ・ 瀬で流される姿勢はラッコのスタイル。仰向けで足を下流に向け、お尻を打たぬよう持ち上げ気味で。
  ( うつ伏せで流れると、膝を打ち怪我をし易い : お尻は肉で緩衝される )
 ・ 流れがあり腰より深い場所( 流れが早い場合は膝上 ) では立ち上がらない。
   足をトラップされ倒され危険。 足が挟まり倒されると水中に引き込まれ呼吸できなくなる
 ・ 沈したときパドルは出来る限り確保する 漕いで進むことも可能。
 ・ 流され岩や障害物にぶつかりそうな時は足で蹴るか、パドルを突いて避ける
 ・ ヘルメットは穏やかな流れのようでも、一旦沈し流され岩にぶつかる可能性は高し。常に着用すべし!
 ・ 岩等が無くなった場所で再乗艇、または岸に上陸。
 ・ 再乗艇は水平姿勢でドルフィンキックの反動で上がる。
 ・ 裏返った艇を起こすにはストラップの向こう側をつかんで引っ張り起こす
 ・ 流れの中で岸に寄るときは、上流斜め45度に向かいクロールで。流れを斜めに体に受け、岸に寄る力とする
   フェリーグライドと同じ要領
 ・ 乗艇時、人を引っ張り上げるときはライフジャケットのベルトを持つ。腕等を持つと骨折・脱臼の危険
 ・ ボイルは沸き上がるばかりでなく、直ぐ近くは潜り込む流れがある。 フローティング・ポジションを取ること。
 ・ ストレーナーでは潜って脱出しない。 水中にどんな捕捉物があるか解らないから
  例えば立木が倒れ、梢が下流方向を向いていると、枝は下流に行くに従い水中に潜る
 ・ セルフレスキューのための情報収集・準備・練習は欠かすな。いざという時咄嗟に思い出すかが分岐点

 ☆ レスキュー
 ( 初級の初期編 )

 ・ レスキューは自分の安全を確保できた上での行動とすべし 遭難数の拡大はすべきでないことを念頭に
 ・ レスキューロープは常に練習と心構えのブラシアップを。
  持っていても使わなければ役立たず、必要なところで持っていかなければ無いのと同じ。
  いざというとき、常日頃の心構えがないと投げるという行動につながらない。
  カヌーの後部に付けていたのでは、いざというときは使えない可能性大。
  席の前で手が届くところに付けておくよう心がけている。 足元で邪魔になるが我慢している。

 ・ 他をレスキューする立場の内容は未熟のため掲載できず

 ☆ マナー

 ・ アウトドアのマナー全般は当然。
 ・ 釣り師優先
 

 ☆ その他

 ・ 防水バッグは膨らませずに積む 暖まり膨張するとパンクする
  艇本体も同様。 長時間の休憩中、晴天の時は水に浸けておくか適切に空気を抜く。
  太陽光線の熱で膨張する状況は想像以上。
 ・ 水位観測所のデータは経年変化の可能性有り。
   大水で川底の形状が変わることにより同水位でも水量が異なることがある
   過去のデータと状況に変化が無いかの意識と、他の情報での比較はこれを念頭に。
 ・ 
 ☆ ダウンリバー計画法

 ・ カヌーツーリング本 : 私は 全国リバーツーリング55map
 ・ 個人サイトのカヌー紀行文
 ・ 国土交通局河川事務所 : 所により親切な案内があります。
 ・ 同上の河川水位情報 : 増水か渇水かをリアルタイムに情報を得られます。
 ・ Yahooマップ 地図と衛星画像(写真)を交互に眺め川の様子を知る
 ・ グーグルアース画像は更に詳細に見える場合がある。 3Dビューで斜めからの俯瞰図として見ることも有効
 ・ 瀬などの様子はYou Tube の動画にアップされていることが多く良く解る。
 ・ できれば自分で川地図を作成する。 自分で作ることで一層理解が深まり注意が高まる。
 ・ その他インターネットで検索

 ・ 本当は経験のある方に一緒に行ってもらえるのが一番なのですが。
  連れていってもらうにしても、行く前に自分で調べてから。 その心得の有無で理解・吸収力が雲泥の差
  と言いながら、つい後に続いて漕いでいるだけになってしまう。
  できれば単独で行っている気持ちで前方注意できれば理想
 ・ グーグルアース : 実際の地形 瀬、流れの様子を知ることができる。イン・アウトポイントを探すのにも有効
  ( 画像更新期間は年単位 : 川の様子が変わっている可能性も考慮 )
 ・ You Tube : 大きな瀬などの動画投稿 : より正確な感じをつかめる
 


 ☆ 少し経験を積んだら... 
私は2年半経験してやっと気付き始めた部分も含めて...

 ・ 自分のそれまでの経験より 安全な川を単独で下ることで総合的な進歩
  
[ これには異論も多いかとも思うが... ]
  自分だけで川を下るのには勇気が必要。 それが初めての川だったらなおのことである。
  それを克服するため、調査から始め準備を進めることでより深く考えることが出来る。
  水量を確認し、あらゆる方面からの情報を集め、現地におもむいては事前に川の様子を偵察し
  もし、心配なら中止の決断。
  それ以前に天候・気候の状況を予測し、体調不良などの可能性を考え対処法を考えておく。

  決行し通常の流れでない状況に遭遇したら上陸しスカウティングする。
  大きめの瀬の音、ホリゾンタルライン、先の見通しの利かない所、岩の点在する所、各種のストレーナー:これが恐ろしいものの上位、特にテトラポット や流木(竹)。
  分流、落ち込み、強いエディ、強いボイル、ホールとバックウォッシュ、水中捕捉物、流れが当たっている所、杭や鉄筋等の障害物、ダウンストリームV ...ここには書ききれず、思いがけない局面があり得る
  もっとも、経験が少ないと、危険察知も十分でない可能性が高く危険である。
  従って、危険性の少ない川から、水量が多くないときに徐々に経験を積むことが重要だと痛感している。

  この項の「単独で」の意味は、経験者に連れて行って貰うと、いろいろ教えて貰い経験を積める反面
  連れていって貰える安心感から、人にも寄るが注意力が減り、感受性が鈍くなるのが一般的。

  初めての川は必ず経験者同伴でないとという考え方が多い。当然だし一理ある。
  しかし、単独で行った場合と同じような心構え、調査をするだろうか?
  一度経験者に連れていって貰えば、その川のその区間は解ったことになるだろうか?
  ... いや、水量によって大きく変わる。 同じ水量でも、漕いだときのコンディションでまた違うものである。
  私は、自分で未経験の川を漕ぐことで何十倍も感覚が研ぎ澄まされると思っている。

 [ 上記準備と心構えなしで、新たな川に挑戦するのは、無謀なのは間違いないが ]

 ・ 二年半、50回ほどの川下りをやり 少しは経験したなと思い始めたが、これが自惚れなのを思い知る。
  自分より経験豊富な方と一緒に、自分の力量よりレベルの高い漕艇を一緒にし、その総合的力量の差に驚愕。
  初めてきちんとしたインストラクターのレッスンを受け、今までの自己流・初歩レベルに過ぎないのを痛感。
  と、同時にそれほどのレベルの川に行かないまでも、スキルアップすることがより安全につながるのを理解。

  今まではスタート地点からゴールまで、休憩を挟んで一気に下るスタイルだった。
  瀬があるとエディに入り、瀬を横切り、サーフィンして遊ぶ。
  これは別の遊び方かと思っていたが、こういうことを積み重ねることによって危険回避技術にも磨きが掛かる。

  更には未知や危険な所を下る場合、見通しが利く範囲でエディに入り、更に先の様子をスカウティングするために
 確実なエデイインや対岸に渡るための急流でのフェリーグライド。このような場合入り組み曲がりくねる水路が多いので、短距離で次のエディに進みながら下る。

  カヌーショップのツアーに何度か参加し、初めは少し大きめのウエーブの中心を狙ってスリルを楽しんだが、
  スタッフにウエーブへの進路について指摘され、その時は解らなかったが、今になるとその意味が少し解った気がする。

  より上のテクニックを身につけることで、何でもないツーリングでも体力消耗を低減し、ひいては安全にもつながる。
  当然、危険の緊急避難できる可能性には大差が出る。

  まだまだ、初心を忘れず、常に進歩を心掛けカヌーライフを楽しんでいきたい。



 個人記録 体験、テクニックやギアの変遷等

 
2008.5.3-5 krtkosご夫妻に誘われて試乗。装備一式を貸していただき、しばらくの特訓の後気田川DR。
  最初は真っ直ぐ進まず、回転させられながら。 神社下〜笹合まで漕ぐうちになんとか真っ直ぐ進めるようになる。
  GWの3日間、4本、計27.5km下り、その面白さに惹かれる。

 2008.6 北海道旅行の中で、現地ツアーで尻別川ダッキー、釧路川カナディアン、シーソラプチ川を下った。
  尻別川・釧路川では、意外と上手く下れ、ガイドさんにも上手だとおだてられ、ついその気に。
  これだけの経験だけで、ガイド付きとは言え、シーソラプチ川の挑戦は、後で思えば身の程知らずだったと思い出す。 ( その後、結楽遊楽さんの話で、初心者が大半とお聞きし、 少しホットした )

 2008.7 カヌーへの興味が増し、自艇購入。 エアー社ストライク2 

 2008.8.2 可児市カヌー協会開催の木曽川ツアーにkrtkos夫妻に誘って戴き、進水式。
  大壕の瀬で隠れ岩を避けきれず回され私のみ落艇。初の水中を体験。

 2008.8.3 初の単独DR。万水川・犀川。前日入念に下見し経験少ないながら下れそうなのを確認し実施。
  自転車回送、暑い日で喉が渇き大変だった。
  大王わさび農場の流れを遡るのに必死で、やっとのことで上陸。今思えばパドリングと流れを読む力不足。

 
2008.9.29 夫婦+次男の3人乗りで狩野川:修善寺〜柿田川の長距離 18.5km

 2008.10.12 初の「ぱどる」主催ツアーに参加。犀川 八坂区間。
  翌日 単独で千曲川 立ヶ花〜戸狩 26km
  初めての電車回送。キャリアに積み運搬。タンデム装備一式は重かったが異なる趣で楽しかった。
  寒さ対策でネオプレン・トップ+パンツ、ジャケット他を購入、1人4万円。
  ドライスーツは10万円を超え、扱いが難しそうで敬遠。

 2008.10.31 初の湖、中禅寺湖。強風での漕艇困難さと寒さを実感。翌日「ぱどる」の那珂川ツアー

 2009.4.16 タンデム艇をソロで犀川、八坂区間。妻が回送サポート。

 2009.5.24 Takabooさんリーダーで豊川DR。 牛渕の瀬で豪沈、50mほど傾斜を流された。

 2009.6.2 夫婦+次男の3人乗りで大井川:千頭〜駿河徳山。直角のコーナーを曲がりきれず2度の沈。
  方向転換力不足と3人乗りの重さ。
  岩にバウから当たるのではなく反転してお尻をぶつけるのも1つの方法とアドバイスを受ける。
  この頃はフェリーグライドなど頭にもなかった。

 2009.6.13 再び大井川だが、コーナーで曲がりきれず岩に押し付けられ沈。

 2009.6.27-29 「ぱどる」の魚野川ツアー2日間と、Sさんとおさらいツーリング。
  八海橋の瀬は今までにない緊張感。

 2009.12.7 初のシーカヤック体験。ニュージーランド・ゴールデンベイのツアー参加。景色が良く楽しかった。

 2009.12.24 妻のサポート回送で12月の暖かい日に漕ぐまでにハマってきた。

 2010.5.12-14 四国旅行、憧れの四万十川・仁淀川を漕いだが瀞場が大半で大変な漕艇だった。

 2010.6 北海道旅行、歴舟川、釧路川:和琴半島〜細岡3日間、空知川を下った。カヌーライフ満喫。

 2010.9.15 Kenさん、翼さんと知り合い、初の富士川上・下流。大きな瀬を体感。

 2010.10.2 krtkos夫妻と富士川上・下流。やや増水気味、釜口の瀬では奥様が落艇しそのまま流され顔面蒼白。
  クラッシャーの瀬で目前で沈、ボイルで水中に引き込まれるのを目撃し焦った。
  両方の沈とも、前席でサイストラップを付けていなかったことが大きな原因。
  前釜では、ホールで揉まれ傾斜したためシートを超え後ろに倒れ落艇。そのため後席でパドルを手放してしまった。
  クラッシャーでは、落ち込みで前席が跳ね上がり降りた所がサイドチューブで一瞬に回転・転覆。
  いずれもパドリング力不足とコース取りも問題だったが、ご夫妻には大変な一日に。

 2010.10.6 Kenさん、翼さんが受講していた class5のスクールに参加。初めての多摩川・御岳。
  エディインやフェリーグライドを学習。 大変有意義だった。
  このコースを漕げるのは10年位経験してからと思っていた。

 2010.10 軽いソロ艇が欲しくなり、NRS社からBanditwo直輸入。

 2010.10.27 Bandit進水、多摩川・御岳。 2本、4回の沈。原因理解できず。
  重心位置による艇の安定性をシミュレーションし、座席位置を変更することに。

 2010.11.11 富士川上流 ソロ。 座席位置の変更結果を実証するためも兼ね。影響度大なのを実感。

 2010.11.27 久慈川 ソロ。 軽い艇を入手できたので、電車回送、多くの堰超え、ロングコース。

 2011.1.10 Kenさん、翼さんに勧められ、NRSのボーターズバックがあったのでドライスーツを購入。

 2011.1.19 Class5 スクール受講。多摩川・御岳。次回の桂川ツアー参加への準備を兼ね。

 2011.1.26 Class5 桂川ツアー 核心部の激しさに驚き、こんな所を下れるのかと、上には上があると思った。
   6回の沈。原因は解らず、ただ未熟だからとしか考えられず。

 2011.2.9 Class5 2度目の桂川ツアー
  足の安定性を増すため、フットペグの代わりにスワートシートを取り付け、足の踏ん張りが出来るようにした。
  効果大きいが足を伸ばせず疲れる難点。

 2011.2.16 南伊豆町 青野川〜弓ヶ浜沖、初の海横断

 2011.5.11 妻とタンデム艇で Class5 スクール受講。多摩川・御岳。次の長良川ツアー準備を兼ね。

 2011.5.17_18 Class5 長良川ツアー。タンデム。スタート直後、オーナーばりの瀬、タチタチの瀬で沈。流れを読む力、回避パドリング力不足。 流れのパワーが大きいことを実感、大迫力のDRを楽しんだ。

 2011.6 妻もドライスーツ購入。 特に寒さに弱いためと、私の使用感の良さから。
  私はドライパンツを購入。NRS社から個人輸入。

 2011.7.7 初 荒川・長瀞 変化のあるコース、遊船乗降場で上陸し街を散策が好きになり、以降多数回行くことに。

 2011.8.8_10 Kenさん、翼さんと南信州行き。和知野川、天竜川。キャンプでのんびり。
  帰宅後すぐに天竜川遊船転覆事故発生、なんとなく気持ち悪い。 以降各地の遊船でライフジャケット装着。

 2011.10.12 大井川。台風12・15号で長島ダム放水量が1000トンを越える日が続き、流れや瀬が極端に変化した。
 
 2011.10.26 多摩川御岳。 大水の影響で三つ岩左岸コースは砂利で埋まっていた。
  上の大井川と合わせ、大雨の後には川の様相が激変するのを実感。

 2011.11.30 Kenさん、翼さんと初の大井川・奥泉〜千頭。 ライニングダウンの連続で大変だった。

 2011.12.14 Class5 スクール受講;御岳。桂川の強い流れでのストリームインやフェリーグライドで不安定になる原因が分からず指導を受けたが、リーンの重要性を教えていただき納得。 以降の漕艇安定性に大きな変化があるスクールだった。

 この頃、Kenさん、翼さんと多数、真冬でも頻繁にダウンリバー。
 リーンの効果を確認しながら漕ぐのが一層楽しくなってきた。

 2012.3.8 前日、青野川を漕いだ後、急遽修善寺より上流区間をKenさんと漕ぐことに急遽決定。
  事前準備もなく情報がないので、極めて慎重にスカウティングをしながら初めての区間を下り楽しかった。

 2012.4.12 上の修善寺上流の記事を見て連絡くださったヨシさんからのお誘いで 狩野川鈴ヶ渕橋〜柿木川合流。
  間断なく瀬が現れ、緊張するポイントも多く、下流とは全く別の川。水も綺麗でハマるが単独では無理。
  4.19、24と3週連続して狩野川上流を下る。

 2012.5.9 狩野川上流 Oさん、ヨシさんと。実際にOさんが流れに飛び込みスローロープの練習。
     形だけの練習とは異なり、その難しさを実感。良い経験になった。

 2012.5.30 桂川 鳥沢下流のZ字状落ち込みを初めてクリア。ブレーキで迅速に方向転換

 2012.6.17 シーソラプチ川 初めてパドルのブレードを折る、軽く岩に当たっただけだったが

 2012.6.19 十勝川、妻とタンデム。初のレンタカー回送

 2012.6.26 歴舟川 パドルを流し紛失。 浮くものだと思っていたが すぐに沈んだ

 2012.8.22 初の単独多摩川・御岳。 問題なく放水口から河辺までのロングコース

 2012.後半 カヤックと一緒に下りプレーするのを真似しながらサーフィンに挑戦し大分慣れてきた。
       副次的効果で、強い流れを後ろ向きに下ることにも慣れ、DR全体に余裕が出てきた。
       エディインもフェリーグライド的に減速して入れば容易かとか考えたが、入るのに遅れが出てきた。

 2012.10.21 飛騨川、飛水峡 水位は適正のはずだったが、直ぐ上流のダムが放流しており増水の中。
  大きな落ち込みで渦に巻き込まれ沈。
  核心部では、バウが波で持ち上げられ頭上を通過し回転、沈。途中で支援を受け再乗艇したが次の瀬で体勢が間に合わず沈。 長距離流され、初めて川の水を飲んだ。
  ホワイトウォーター!で浮力が低下し、ホールで巻かれると川底を転がるとのこと。
  その場合の対処法をレクチャーを受け、今まで想像できなかった世界を垣間見た。

 2013.3.8 多摩川・御岳 Kenさん、翼さんと鵜の瀬、落ち込み直後のエディインを何度も担ぎ上げ練習。
 新たな練習ポイント。 スピンのテクニックも教わり今後の練習課題に。

 2013.4.4 狩野川上流、長野川合流の上流の瀬でピニングを目撃。
      直ぐに脱し、しばらくすると艇も浮上したので怪我もなく幸いだったが、驚きのドラマだった

 2013.523_24 初の利根川月夜野区間。他に類を見ないビッグウエーブ、波高が高く波長が長い大きなウエーブがいくつも続く。 そのたび前後の傾斜が変わるのを支えるのに腹筋が疲労。2日目には波の底に落ちた衝撃で後に倒れた。腹筋を鍛えないと耐えられない。
 

 

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