酒匂川 ( さかわがわ) 川地図
 松田町惣領〜飯泉橋

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 地図には、瀬の位置と難易度を記載してあります。
 その評価は、自身で下った時の水位での状態を 記憶と写真によって判定しています。
 全ての瀬を網羅できていない可能性、水量等の条件により異なる可能性もあります。

 この川は1度下ったのみです。

 あくまで、参考としてご覧下さい。
 利用による いかなる問題に対する責任も負いません。また苦情も受けません。


 各ポイントの写真・情報は ツーリング記録ペー ジ をご覧下さい。

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 酒匂川は富士山の東南麓と丹沢山地の西南部が主な源流だが、発電所の取水が多く、カヌーをできるのは松田町より下流である。
 


 酒匂川は富士山の東南麓と丹沢山地の西南部が主な源流だが、発電所の取水が多く、カヌーをできるのは松田町より下流である。
 増水時には水量の点では下れる可能性が出るが、川幅いっぱいに広がるテトラポットの堰が多く、大変危険である。

 松田町惣領からスタートし、飯泉橋の上流をゴールとした。 距離約10km。
 この川を下ったのは1回のみである。
 しかし、自宅から最寄りで一部が散歩コース、いずれの橋も時折通過、富士道橋から新大口橋の間の右岸には、サイクリングロードがあり何度か走っているので、通常よりは様子を把握しているので 川地図を作成した。

 ゴール直下に大きな飯泉取水堰があり、これをポーテージするのには500m以上運ばなければならないので、残念ながら2.5km下流の河口までは下れない。
 飯泉橋からJR鉄橋までの区間は、飯泉取水堰の管理下でカヌーの侵入は禁止されている。
 


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* 傾斜 100mあたり平均 単位[m]:精度は概略

 
場所 距離 距離 標高 傾斜* 記事
 新大口橋  0        
 堰           ポーテージ必須
 発電放水路流出口  1.6        
 Start地点  2.7  0  59    
 落ち込み  0.6  53  1.0  
 新十文字橋  0.9  50  1.0  
 十文字橋  1.2  49  0.3  
 小田急線橋梁  1.3  49    
 堰  1.5  45  1.3   ポーテージ必須
 川音川合流  1.8  44  0.3  
 足柄大橋  2.2  36  2.0  
 堰 (開成駅東側)  2.9  33  0.4   ポーテージ必須
 建設中の橋  3.2  32  0.3   以降横並びのテトラポット約500m間隔、要注意
 報徳橋  5.0  26  0.3  
 富士道橋  6.8  19  0.4  
 富士見大橋  7.6  16  0.4  
 小田原厚木道路鉄橋  8.3  12  0.5  
 Goal  8.9  10  0.3  
 Goalまでの全体  8.9  −  0.55  
 飯泉橋  9.4       以降JR鉄橋まで、取水堰で立ち入り禁止区間
 飯泉取水堰  9.7    
 JR東海道/新幹線橋梁  10.1    
 小田原大橋  10.6      
 酒匂橋  11.4      
 河口  11.9      
 


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 階段を降り水辺に向かう。流れがすぐ傍なので楽だ

 河原への階段が便利
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 200mほどで落ち込み。結構な波、コース最大だった。
 2010年まで松田町の橋の工事をしていたため人工的に掘られたような感じの流れだった
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 落ち込みを振り返る

 松田町付近の酒匂川は東西に流れ、JR御殿場線・国道246号に平行だ。
 街の中心部から南向きに変わり大井町、小田原市を通って相模湾に注ぐ。
 左、山の中腹の白い建物は松田ハーブ園。近年 早咲きの河津桜の名所にもなっている。 右は松田町内の橋
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 南足柄市に繋がる 新十文字橋。
 ここも掘られたような流れ
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 意外と波があるので面白い

 新十文字橋を振り返る。面白い瀬だった
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 すぐに十文字橋。一昨年の大水で橋桁が流失し、復旧工事のため水路が変えられていた。 その先に小田急の鉄橋
 

 小田急線の鉄橋を振り返る
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 [ 衛星写真 ] 左、斜めに走る小田急線。
 左上端は十文字橋。その下流に川幅全部に堰堤がある。
 

 堰の真横から。 左岸末端には小さな砂州があり上陸も簡単だったが、水位が高いと岸まで速い流れになると思われるので要注意だ
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 ポーテージの様子。望遠で複数枚撮影を合成。 一旦岸に上がり傾斜の丸石を固めた堤防を下る
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 堰の下流側。 浅く丸石ゴロゴロなので避けながらも多くて、突っかかりながら下った
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 渋沢方面からの支流、川音川(右)合流地点。 右は松田町健康福祉センタ下の広い河原に車が入れる。
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 約500mで足柄大橋
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 1km弱で取水堰。右岸側に水門がある
 

 [ 衛星写真 ]

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 堰の全貌 左岸(東側)から
 堰の前は全般に浅いが一部引き込まれる流れがある
 漕ぐ力が弱いと流されてしまうので注意。できるだけ手前で上陸

 一旦 中州に上陸して左右どちらから渡ろうか様子を見た。 右岸、水門側に決定しポーテージ。
 複数コマを合成し移動経路を。この先左へ50mほどフェンスの末端で河原に降りた。

 堰の前後は通路にはフェンスが設けられ立入禁止なのだろうがショートコースで失礼。
 水色部分は取水口。 稲作時期には吸い込まれるかも。
 ここより50mほど上流に階段があるので上陸に利用すべき。水量の多い時ではこの位置からの上陸は困難
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 堰のパノラマ。この水量では ほとんど水は流れておらず中央の魚道と左岸側のオーバーフローのみ
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 ポーテージ後の再スタート地点


 再スタート後 堰の様子
 

 堰の下は右岸側を通る。
 建設中の橋、開成町と大井町を結ぶ
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 建設中の橋を通過

 建設中の橋 左岸側。流れは左右に分流している
 私は右岸側を通った

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 流れは左岸側に移る

 右上の瀬を通過後振り返った風景
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 報徳橋
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 報徳橋の手前を進む。
 手前のアーチは水道橋。この先にテトラの堰があるので注意して進む 。この先は500mごとにテトラポットの堰を超えなければならないので、ここでゴールするのが良い。
 堤防上に車で入れ、小田急栢山(かやま)駅まで数百m
 

 報徳橋を通過し振り返る
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 報徳橋下流の堰。 手前に小さな落ち込み

 ほとんど埋まっているテトラポットの堰

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 [ 衛星写真 ] 上/左写真のテトラ列、上が報徳橋
 上に細い白い線が小さな落ち込み

 報徳橋下流 2つ目のテトラの堰 500m間隔。 中央の砂利で埋まった所を担いでポーテージ
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 報徳橋下流3番目のテトラ。500mごとに並んでいる
 スカウティングし、流れの右側は沈下しているので細い水路を通った

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 テトラが沈下しており通過できた。右の細い流れを進んだ

 左岸側を進む。 正面は富士道橋
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 富士道橋手前のテトラの堰。
 

 左岸側はテトラが無いので楽に通過
 小田原アリーナ横
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 富士道橋下流から

 このあたりは砂が堆積し浅く、深い所を探して下る
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 富士道橋下流 またもや2番目の堰。どれも500mごと
 テトラポットの間を引きずって移動
 小田原アリーナの屋根が美しい
 

 下流側。ここで落ちないよう慎重に乗り込む
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 開通して間もない富士見橋

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 富士見橋を振り返る。
 ここまでは自宅からの散歩コースだ

 富士見橋下流。 向こうに小田原厚木道路の橋


 
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 またもやテトラの堰。
 流れが浅く緩やかなので引いて歩いた

 小田原厚木道路の橋通過
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 最後のテトラの堰。右側は沈下し通過できた。
 昨年の大水でこの付近の流れは大きく変わった

 ゴールの河原、飯泉橋が見えてきた
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 ゴール
 酒匂川はテトラポットの列など、堰が多く、事前にその存在を熟知した上で注意深く進まないと危険いっぱいの川だ。
 地元の川にも関わらずカヌーをやる立場からは残念な状況。今後もたまに注意して出かけようとは思っている。

 川の状況は今後変わる可能性も高いと思われます。

 この記事を参考にし、万一危険や事故に遭遇しても当サイトは一切苦情等を受付けず責任を負いません。

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