シジュウカラの子育て日記
 
2019.4.2 〜 6.30

  2010  2012  2019

   pb_home   

 

 ・ 経緯


 ・ 2006年 杉板で巣箱を2個製作、庭の太めの樹に掛けた。
  冬の間1日に数回、庭に餌を探しに つがいで来ていた。
  たまに、巣箱の穴に足を掛けて留まり、中の様子を観察している様子を見ることがあった。
  しかし、3年間は営巣を確認できず。

 ・ 2010年 5月28日に頻繁に庭に来るのに気付く。 巣立ちまでしたが、旅行のため観察できず。
  後日、雛を連れた親鳥が餌を探しながら周回してきた。 初の子育て完。

 ・ 2012年 ほぼ営巣・抱卵・孵化・巣立ちまでを観察。 巣立ちの瞬間は早朝で、4時起きでも観察できず。

 ・ 2018年 暫く営巣しない年が続き、気が付いたのが抱卵していそうな状態。 大風で巣箱が揺れ、翌日に放棄。
  暫くの後 巣箱を開けると 卵が放置されていた。

 ・ 2019年。 リフォームのために庭で木工作業の日が続き、営巣から比較的頻繁に観察できた。
  巣立ちを撮影。 [ 本記事 ]

 3回の巣立ちの観察日誌に、それぞれ異なる観察内容や写真も含むので、上記リンクよりご覧ください。

 これまでのシジュウカラ営巣記録一覧

 2006 巣箱設置

   2010  2012  2018  2019  2019 
2度目
  備考
 営巣開始  5.28  3.15  ?  4. 2  ?  
 抱卵開始  6. 5?  4.5?  ?  4.12?  6.?  
 孵化  ?  4.27頃?  ?  4.30?  6.22?  
 巣立ち  6.11〜?  5.13  −−−  5.22  7.16  
 雛の数  ?  6  途中放棄  10  7  
 孵化しなかった卵数  0  1  8  0  0  
 記事  旅行で抱卵まで観察
 後日、庭に周回
 巣立ちは早朝で観察できず  強風翌日に
 放棄
 巣立観察・撮影    

 

 巣作りのため、はじめは苔を巣箱に運び入れる。 100回以上、すごい量だ。
 幸い、我が家の周辺に生えている個所があるので1〜3分に一度の頻度で。
 10回程度運ぶと、暫く休憩か? 数日かけて作る。
 最終仕上げは動物の毛や羽毛を敷き詰め 皿の形に。

 巣の材料を運ぶのは雌。 雄は近くで付き添い、メスを追いかけて行動を共に。
 雄は周囲の警戒が役目のようだ。


 巣作りで飛び出す直前の姿。 一瞬で飛び出す。


 巣から飛び出した瞬間を狙って撮影。
 羽ばたきが早く 翼の動きがぶれている。


 巣作りが終わると産卵。 数日掛けて数個の卵を産む。
 数が揃ってから抱卵開始するようだ。
 抱卵はもっぱら雌。 雄は数十分すると、巣箱の近くまで来て囀る。
 雄の囀りに誘われ、メスが飛び立ち、雄も追う。 食事のためか?
 数分すると戻ってきて抱卵。

 たまに雄が巣箱の穴に飛び付き、中を覗く。 夫婦の感情が伝わるようで微笑ましい。
 時々 雄が幼虫をくわえて巣箱の中に入る。 雌へ給餌するようだ。 たまに巣箱の外で給餌することも。
 背中の色模様が美しい。
.

 やがて卵が孵化し抱卵時より頻繁に巣箱を出入りするようになる。
 最初は餌をくわえているのが解らない。 一度親が食べた餌を口移しで雛に与えるのだろうか?
 数日すると長さ5mm程度の幼虫をくわえて戻る。
 巣立ち数日前からは蝶や蜘蛛なども運ぶ。 蝶は羽ごと与え飲み込んでしまうのも驚き。
 日毎に大きな幼虫を運ぶようになる。 本能でこれができるのに何故か感動。
 餌を運ぶのは雄雌共に。
 しばらく餌を運ぶと雌は巣に留まり雛を温める。

 雛が出した糞をくわえて外に運ぶ。 雄雌とも。
.

 巣箱の設置状態。 ヒメシャラの高さ3mに。
 2mほどの枝が分岐している所に猫が登って狙っていたことがあり、防御用にポリカ波板を巻き付けてある。
 

 ポリカ波板取付状態。
 これで猫対策は万全だ。

 孵化後10日もすると、親が戻り餌を与える時に雛の囀りが聞こえるようになる。
 巣立ち間際、 雛が成長し穴近くで餌をねだる。


 巣立ち前日、雛が穴から外を覗く姿を発見。
 雛らしい愛らしい姿に思わず「 かわいぃ〜! 」
 夕方、巣立つかもと3時間粘ったが夕暮れとなった。
 翌朝、薄暗い4時から観察。
 巣立ちの瞬間を妻が撮影に成功。 私はカヌーに5時出発で出かけたので動画で鑑賞。
 [ 下端に動画を掲載、ご覧下さい ]

 今回の雛はナント 10羽。
 次々と飛び出す姿に感動!
 それまで一度も飛んだことが無いのに近くの枝まで飛んで掴まるのに驚き。

.

 巣立った巣箱の中。
 10羽もこの中に居たのに改めて驚く。
 初めは中央がくぼんだお皿の形がすっかり平らに。
 

 巣立ちを観察した日に運良く孫が来訪。
 妻と一緒に観察できたラッキーボーイ。
 脚立に登り巣箱の中の観察に興味津々。

 巣立ち直後の雛。 巣箱から15mのビワの樹で。 嘴が黄色く頭の羽毛は逆立ち可愛い。


 巣立ち後も親は雛への給餌で大忙し。 10日程度は親が養うようだ。
 雛は羽を広げ、小刻みに震わせながら チューチューと鳴き甘える感じが愛おしい。


 巣立ち後は巣箱には戻らず、親が引き連れ周囲数100m程度の範囲で周回するようだ。
 今回はDIYや家庭菜園作業で庭に居ることが多かったので、日に数回見掛けた。
 次第に回数が少なくなる。 活動範囲が広がっていくのだろうか。


 親を呼んで鳴いている姿。


 後姿は親と区別がつかない。
 

 巣立ち一週間後、隣家のフェンスにとまり休憩中。
 

 巣立ち一週間後、自力で幼虫を確保成功。
 この頃には飛翔力は ほぼ十分。 

 1か月後に見かけた時には嘴の黄色も消えて 見た目では親と区別がつかないまでに成長。
 皆無事に育ってくれよ〜と祈る毎日だ。

.

 一か月を過ぎた頃、再び巣箱を覗き込む成鳥を見かけ、やがてこれまでの巣の上に苔を運ぶ姿を発見。
 梅雨にも負けず、暑くなって大丈夫かとの心配をよそに2度目の営巣。
 
 孵化し餌を運ぶ姿を毎日見ることができ幸せ!
 

 親が餌探しに出かけた合間をみて 巣箱内部を観察。
 

 2度目の営巣。 雛は7羽。 孵化後2週間ほど。 あと一週間もすると巣立ちか?
 皆外周を向いているが、中央の1羽が頭の上に左向きの雛が被さっている。
 だいぶ大きくなり 羽も生えてきた。
 ふかふかの巣で気持ちよさそうだ。

 運んでくる餌の幼虫も大きくなり、羽の生えた蝶や小さなカマキリまでも捕えてくるようになった。
 小さな囀りも聞こえるようになってきた。
 

 以下 2019.7.27 追加


 上の巣箱内写真の一週間後、巣立ち2日前の様子。
 羽がしっかりし、模様もくっきり。


 巣立ち前日 親が給餌後顔を覗かせ囀る雛。 見飽きない姿だ。


 2019.7.16 2度目の営巣で巣立って30分後。 頭の羽が逆立っているのは新たな環境で緊張しているのだろうか。
 午前中小雨が降っていたので、昼12:20まで張り付いていたが、今日の巣立ちは無いかと 一旦部屋に入ると
 親の囀りが何時もと違うのに気付き出てみると、僅か10分の間に巣立ち完了。 その瞬間を見逃し残念。


 巣立ち後もしばらく雛に給餌する親鳥。
 カマキリのようだ。 こんな大きなものまで丸呑みするのは驚き。
. 

 動画 ( 6分34秒 )
 
.
 

 シジュウカラ (四十雀、Parus major) スズメ目 シジュウカラ科 シジュウカラ属

 体長 13〜16cm、スズメより一回り小さい。
 背は青みがかった灰色から黒褐色、腹は薄い灰色。 黄色がかった種もある。
 尾羽に黒い縦縞。嘴は黒い
 オスは喉から尾にかけての縦縞がより太い

 さえずりはツッツピー。地鳴きはツーツーやヂュクヂュクなど。

 森林や湿原などに生息するが、市街地でも見掛けられる。
 通常 渡りは行わない。

 果実、種子、昆虫など雑食

 巣は、本来木の洞に作るが、巣箱や建物の隙間なども利用する
 コケと動物の毛や羽で皿状の巣を作る。

 4〜7月に7〜10個産卵する。 抱卵期間は13〜14日。
 メスのみが抱卵するが、その間オスがメスに給餌する。
 雛は孵化後16〜22日で巣立つ。
.
 

  pb_home