尾瀬 至仏山  2016.8     pb_home

 2016年 7月31〜8月1日 至仏山登山。

 昨年から計画していたがやっと天気の状態を見定め実行した。

 20歳ころから尾瀬には通算40回ほど訪ねており、燧ケ岳には2度登頂している。
 当時、大清水から入山し、三平峠、尾瀬沼、尾瀬ヶ原・下田代十字路から富士見峠、富士見下のコースが主流だった。
 若いころには 至仏山には比較的軽く登れるという感覚もあり、いつしか訪ねる機会を逸していた。

 至仏山は、みなかみ町と片品村との境界に位置する。 標高2,228.1m。
 尾瀬ヶ原(標高1400m)の西端にある。
 山の鼻から山頂への登山ルートは以前崩壊と自然保護、滑り易い蛇紋岩での滑落・危険防止のため登山禁止されていた。
 数年前に解禁されたが、尾瀬ヶ原から山頂への一方通行のみが年毎に決められた期間のみ許されている。

 日本100名山の1つ。 これで私の登頂は33座、妻が16座となった。

 前日、麓の戸倉駐車場で車中泊し、朝一番 4:40発のバスで鳩待峠に向かい、尾瀬ヶ原の西端、山の鼻を経由し登頂。
 小至仏山、オヤマ沢田代を経由し、鳩待峠へのコース。
 コースタイムは約5時間。 我々は写真も撮りながら7時間だった。

 過去の尾瀬のパノラマ写真集をご覧いただけます [ 春 こちらから 、 晩秋  こちらから ]
 紀行 「 尾瀬大好き 」はこちらから [ 春 :水芭蕉 ] [ 夏 :ニッコウキスゲ ]



 尾瀬地図



 尾瀬第2駐車場。 昨晩到着、仮眠し早起き。
 駐車料金は24時間 1000円で、 この料金で夕刻まで駐車できるのはありがたい。
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 4:40発の一番のバスで鳩待峠に向かう。
 約40分、930円。
 鳩待峠へはマイカー規制が行われている。

 鳩待峠に到着。 道が狭いため小型、乗客9人。
 とはいえ、以前に比べずいぶん道路は整備された。
 大昔はデコボコの穴が多い未舗装だった。
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 鳩待峠の山小屋前で準備を整える。
 この裏にトイレがある。(有料)

 陽が射し予想以上に天候が良くテンションも上がる
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 尾瀬ヶ原への登山道入り口。 5:20出発

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 雑草の種が靴底に着いているまま入山し繁殖しないようシートが敷かれ擦り落とす。

 今まで見なかった石畳。 チョット歩きにくいが。
 一層整備が進んだ感じだ
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 木道は昨晩の夕立で濡れており滑りやすかった。

 山の鼻手前、水芭蕉の名残。
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 熊よけの鐘があった。 最近目撃されることが多いそうだ。

 6:10 川上川を渡る。
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 山の鼻ビジターセンター。 まだ開いていなかった

 山の鼻キャンプサイト。
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 休憩後、6:30出発。

 10分ほど尾瀬ヶ原の西端を横切り登山道に向かう。 左が至仏山。 標高差820mあるので侮れない
 日曜日でもあり、団体の登山客が多い。
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 原を横切り、いよいよ森の中の登山道だ。
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 6:45 登山道の案内・注意看板。その先早速木の階段だ

 暫くは急な石畳と木製階段を進む。結構な急登だ
 昨日局部的な夕立だったようで、登山道には水が流れていた。
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 7:30 1時間弱林の中の登山道を抜け、振り返ると燧ケ岳。

 森林限界を抜け、下の尾瀬ヶ原もだいぶ下に見える
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 尾瀬ヶ原望遠。 右上が牛首付近。

 鎖場が現れた。10mほどで大したことはないが注意して登る
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 鎖場を登り記念撮影? 尾瀬ヶ原、燧ケ岳が良く見える.
 

 木の階段が続く。良く整備したものだ。
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 尾瀬ヶ原の木道、超望遠。

 花の盛りの時期は過ぎたが可愛らしいナデシコ
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 ウサギギク? 露が付いていた

 サワギキョウ
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 シナノオトギリ

 頂上が近づいた雰囲気。

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 燧ケ岳望遠。 下中央に下田代十字路の小屋も見える

 10:00 至仏山頂に到着。 あまり広くない頂上付近に人がいっぱい。 早起きだったので早めの昼食

 至仏山頂からのパノラマ。 尾瀬ヶ原、燧ケ岳、周辺の山々が一望できる。 ( 尾瀬ヶ原は少し下の方が良く見えたが。)
 

 10:30下山開始。 何度かピークに上り下りしてのコースだ。昼からは天気が崩れる予報なので早めに
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 先のピークに大勢の人。

 ガスも出始めた。
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 11:25 小至仏山通過

 木製階段を降りる
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 尾瀬ヶ原が次第に左に。

 利根川上流の奈良俣湖望遠。 渇水で干上がっているのが良く見えた。
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 12:00 笠ヶ岳への分岐

 オヤマ沢田代。暫く湿原の木道を歩く
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 道の脇に大きな荷物。木道の改修用の木材など、交換した古い木材もヘリで回収するようだ。

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 鳩待峠に近付くと林の中の道
 この頃雨粒がパラパラと来たが、すぐに止んでよかった。 早くに戻れてよかった。

 鳩待峠登山道入り口の登山者カウント装置
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 13:10 鳩待峠到着。 下りの道は意外と長かった

 下山する登山者、思い思いに一休み
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 ・ 久しぶりの本格的な登山。
  思ったより快調に歩みを進めたが、やはりきつかったが楽しい山行きだった。
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