「パノラマ結合ソフト研究室」(3)
 
パノラマ写真サイト Gallery41 の Taki さんとの共同研究   2002.2.
 目次  
  はじめに
1 市販ソフト一覧 ( 未調査も含む )
2 ソフト仕様比較
3 調査項目のポイント
4 結合結果一覧
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3 調査項目のポイント

パノラマ合成をしようとする被写体は一般的な風景、建物、空や海、夜景など種々の状況が考えられ、
また、パノラマ合成ソフトは手持ち撮影の画像も合成できることになっていますが、
手持ちでは合わせたつもりでも上下位置がばらつく、重なり量が変化する、水平に撮影したつもりでもカメラが回転する、
露出が変化する・・・などが起こりがちです。
このような種々の状況を含んだ元写真に各合成ソフトがどのように(どこまで)対応しているか
以下の項目で比較評価を行いました。

 

No. 項目
各項目の文字をクリック
すると評価画像詳細が
表示されます    
焦点
距離(35mm
換算)
画像の状態 評価の観点
1 標準 (遠景中心) 107 特徴点が比較的明確で露光がそろっていて、画像の水平が出ており、重なりの適正な標準的な画像。 当然正常に結合されるであろう基本的な画像のつながり具合。
2 色合いの違い 54 ホワイトバランスが異なるなどショット間で色合いが異なる画像。 ショット間の色の違いがどのように補正されるか。
3 明るさの違い 70 露出が異なるなどショット間で明るさが異なる画像。 ショット間の明るさの違いがどのように補正されるか。
4 近景に建物 35 近景に明確な直線を持つ建物等を含む画像。 建物(直線)がどれだけ滑らかにつながるか、形状補正の状況。
5 特徴点が少ない 52 空などが広範囲に写っていて特徴点がつかみにくい画像。 結合できるかどうか、つながり具合はどうか。
6 上下ずれが多い 107 フレーミングが上下に大きくずれた画像。 結合できるかどうか。
7 重なりが多い 110 重なり量が50%以上の画像。 どこまで結合できるか。
8 重なりが少ない 110 重なり量が22%以下の画像。 同上。
9 水平角度違い(回転) 59 ショット間でカメラの傾いてしまった画像。(約2度) 結合できるかどうか、つながり具合はどうか。
10 コントラストが低い 62 曇天、早朝等の画像。 同上。
11 夜景 (遠景) 11 暗いバックの中に点状の明かりが映っている画像。 同上。


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